見出し画像

この20年間の春を返して欲しい

ビジネスのシーンにおいて、データによる可視化を耳にすることが多い。実際に、一緒に手を動かして、可視化してみることもある。

満足

「ね?こうやってみると、体感的、直感的に捉えている内容と違うでしょ?」

なんて。

「おー、た・し・か・に。全然気づきませんでした。ありがとうございます!」

で?!
気づくのはいいが、次にどうする?

意外と、気づいておしまいになっていることはないだろうか?おしまいにさせちゃっていることはないだろうか?


ずっと、一人で戦ってきた。
何と?
花粉症だ。
過去、大勢の方から病院に行くことを進められたが、頑として聞き入れなかった。
なぜ?
いっときのことだと思っていたからだ。
ツラいはツラいけど、いっときのこと。かえって、仕事を休んで病院に行くほどでもない。効率が悪いと。

マスクをこんなに愛おしく感じるとは…

先日、耳鼻科に行って薬を処方してもらった。
ものの5分だ。こんなにも乗り越えるべきハードルは低かったのか?

しかし、なぜここにきて、耳鼻科に行ったのか?
何が、私の行動変容を促したのか?

それは、データによる可視化だ。


毎朝行うルーティンの一つにアプリの確認がある。
Withingsというアプリで、敷ふとんの下に小さなマットを胸の位置にあたりに置いて、眠るだけ。朝、アプリで昨晩の睡眠の質を知ることができる。眠るまで何分かかり、いびきをどんなペースでかいて、睡眠が何回中断し、実質睡眠時間が何時間だったか、みたいな。

私の場合、睡眠時間が平均的な日本人のそれよりも短く、その分、質にはこだわっている。
ところが、ここ最近、睡眠の質が落ちている。これは感覚ではない。数値化された、グラフ化されたデータで提示されたものだ。
ということは、自然、昼間のパフォーマンスも落ちているはずであり、これは由々しき問題だ。時間をかけてでも(実際に、時間はさほどかからなかったわけだが)、病院に行った方がいい、と判断した。

なんだったんだ、この20年間は?

結局、ふわっとした花粉症全般を相手にしていたのがマズかった。花粉症の症状(目のかゆみ、鼻詰まり、鼻水等)を分解し、それが引き起こすデメリット(睡眠不足、ティッシュの携帯等)まで落とし込み、それを可視化する。そうすると、本当に解決すべき課題に直面する。

ー行動変容ー

20年の壁なんて、あっという間に乗り越えてしまうわけだ。


ってことで、データの可視化も、行動変容までに至らないと道半ば。
可視化されただけで、満足していない?





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?