来季のドラゴンズ2軍ローテは回るのか? ~鈴木博志退団を受けて~
2023年12月8日、現役ドラフトが行われました。
中日ドラゴンズは鈴木博志を放出してYs梅野を獲得。
鈴木と言えば1軍では先発の谷間やBチームリリーフ、2軍ではローテを支えた使い勝手のいい投手でした。
ここで鈴木放出で一番心配になってくるのが「2軍のローテ大丈夫か?」ということです。
今年2軍の先発事情が苦しかったのはドラゴンズファンの皆さんはご存じの通り。
そこから高卒ルーキーの森山が4月から高負荷をかけて離脱してしまったのも問題となりました。
そこで今回は鈴木を抜けた現在の投手事情を整理して、来季のドラゴンズの2軍ローテは回るのかどうかをチェックしていこうと思います。
退団選手
退団する選手は5選手。計222回 1/3。
ちなみに昨年は219回 1/3。ほぼ同数放出することになります。
ここからこの穴を新入団選手で賄えるか見ていきます。
新入団選手
今年新たに入団する投手ルーキーは5選手。
アマを追ってる方たちの評価を見るに、草加は先発タイプ。
土生は中継ぎメインだが先発も。加藤・菊田は中継ぎ。
福田は高卒なのでまずは体づくり。
といったところでしょうか。
ここでルーキーの投手がどれだけ投げられるか予想を立てるために、過去のドラゴンズの投手がルーキーイヤーにどれだけイニングを消化できたかまとめてみました。
ザックリとこの表からわかることは
・高卒ルーキーは2軍でも投げられないものとして計算したほうがいい。
・大社・独立出の先発は80イニングくらいは投げてくれそう。
・大社・独立出の中継ぎは20~50イニング投げてくれそう。
ということです。
これを来季のルーキーたちに当てはめると。
メインシナリオではこれくらいやってくれるのではないかと思います。
ここに現役ドラフトで加わる梅野が今季62回 2/3を投げています。
ルーキーたちと合わせると退団選手の穴は埋まっていると言っていいでしょう。
ローテは回るか?
単純なイニング数だけ見れば埋まるのはわかりましたが、問題は人員。
今季のローテ投手を先発数で超ザックリ属性分けすると以下の通り。
この表の中で登板数増を見込めそうなのは
メヒア・根尾・梅津・大野雄大・上田
メヒア・根尾・梅津は+5、大野雄大・上田は+10(中10ペース)は見積もって良さそうです。
草加・土生の2人で20弱とすると、こちらも抜けた穴だけ見れば埋まっているように見えます。(この見積もりは筆者の主観が入りまくってると思うのであまり信じすぎないでくださいね。いろんな意見があると思います。)
まとめ
今回の予想は全選手が今季並みのイニングを消化して、今季の岡田・大野雄大のような年単位の離脱者が出ないという楽観シナリオのもとに成り立っています。
イニングも先発数も穴は埋まってますが、今季の穴を埋めただけではカツカツなのは変わりません。
2軍新球団誕生の影響で試合数が増えるとも言われています。
昨年ルーキー+涌井・砂田で賄えなかったことを考えると、今季ほぼ同イニング分を放出してルーキー+梅野のみで試合数が増えた2軍を乗り切れると言われれば疑問符が付きます。
怪我のリスク・衰えのリスク・ルーキーが思ったイニングを投げられないリスク等々を考えた場合、第2の森山を出さないためにも中継ぎからの配置転換やトレード等で先発獲得などもう少しリスクヘッジをしておいたほうがいいかもしれません。
今回はここまで。
良かったら「スキ」押してくださいね!
データ引用:1.02 ESSENCE of BASEBALL
※無料で閲覧可能部分のみ引用しています。
最後まで読んでいただき ありがとうございます。 良かったなと思ったらスキとシェアの方よろしくお願いします!