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旦那とハイチュウVol.6

日本に帰国した時に旦那が一番気に入ったのが、『ハイチュウ』である。

娘達のおやつ袋に入っていたハイチュウを何気に味見した時から、大好物。

日本滞在中は、ポケットというポケットに小袋のハイチュウを入れて食べまくっていた。

ある日、中学の友達とご飯を食べることになった時、1歳半になる娘ちゃんを連れてきた友達。人見知りが始まっていてママのそばから片時も離れない娘ちゃん。

赤ちゃんが大好きな旦那、すでにうちの娘達は5、6歳なので旦那は1歳半の娘ちゃんと遊びたくてしかたがない。

友達から離れない娘ちゃんにポケットからハイチュウを一個出して渡す。

私「キャラメル食べさせてるの?食べさせても大丈夫?」

友達「あーーハイチュウだ〜。もうチョコとかなんでも食べちゃってるからハイチュウも食べると思う」

旦那が、娘ちゃんの前でコブクロ包装のハイチュウを空気を圧迫させて

『パンッ‼️』と音を立てて中身のハイチュウを渡すと。

娘ちゃんは、目を丸々として旦那の顔を見て、ハイチュウを口にするとこれまたご満悦な表情で頬張っている。

それから、娘ちゃんは一歩、2歩とママから離れ旦那に近づきハイチュウのおねだりが始まった。

3個目のハイチュウをパンッ!という音のルーティンと共に娘ちゃんに渡すと

私達は、もうハイチュウは尽きただろうと思い。

もう旦那への警戒心がない娘ちゃんは、スリスリと旦那に近づきさらにハイチュウのおねだり。

4個目、5個目のハイチュウをポケットから出す旦那。

私「ちょっと、食べさせすぎだよ!そんなに何個も!

一体何個持ってんのよ❗️❓」

まだポケットにはいっていたハイチュウをテーブルに広げた。

あと、7、8回はあのルーティンができたようである。

あんたは黒柳徹子か!

娘ちゃんは、テーブルに広げたハイチュウを見て「まだ、ある❤️」目が釘付け。

旦那が、おやつで食べてね。といって娘ちゃんのママにハイチュウを全部渡した。

ハイチュウで旦那も娘ちゃんもグッと距離が縮まった。

帰りの帰宅の車中で、うちの娘達達が「KING〜、全部ハイチュウあげちゃったからKINGが食べるの無くなっちゃったね!」

旦那「まだ、あるに決まってるだろ〜。これはKING分だから!」

ポケットからさらにハイチュウを出す旦那。

それから、2年後。

友達との再会した時、娘ちゃんは3歳になっていて、遠距離を運転して会いに来てくれた友達。

娘ちゃんのお菓子袋には3、4種類のハイチュウが入っていた。

友達「あの、2年前にKINGからもらったハイチュウでこの子大好きになっちゃって…スーパー行けば買って買ってっていうし、このほかに私のカバンの中にも隠して持ってるの」

わーーーー、ごめん🙏

娘ちゃんが、ハイチュウのトリコになっていた。。。

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