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場末のディサービス(夫婦)

先週中ごろ 気になることがあり どうにも消化できずに
何も手につかなかった。
場末のディサービスで仕事をしていた時は、一日一日が無事に過ぎていけば
元気にお迎えした利用者さんが元気に家に帰って行けば・・・と思っていた
今は 刺激のない生活を送っているので 気になることが残る。
イライラした日を送る。
 
noteをみているうちに 気持ちが落ち着いてきた。

夫に「ごめんね、一緒に行かなければいけないのに 行きたくない
申し訳ないけど 一人で行ってほしい 」とお願いしたら
気持ちよく行ってくれた。
「帰りに ちょっと一杯してくるよ」

ビール好きの夫は 三宮のミュンヘンで美味しいビールを
飲んでほろ酔い気分で帰宅した。
場末のディサービスで仕事をしていた時 私がピリピリしていたせいか
夫も苛立っている時が多かった。

今 私がのんびりしているせいか夫も
「あれ?何しにきたんだっけ?忘れたな?お前 知ってるか?」
「何のことかわからん 聞いてないもん」
以前だったら 大丈夫かな 認知症?なんて 意地悪な見方をしてたり
した。

今は
二人で 話をして笑うことが多くなった 

「ねえ、私 最近可愛くないよね?昔は目がぱっちりして、大きかったのに
 なんだか 重力のまま 下に向いてる気がする」
「今でも 可愛いよ」
「あはははは・・・」

なあんて 思ってもいないことを言って 笑顔にしてくれる。

「今日ね また道を聞かれた なんでかな よく道を聞かれるの
 ぼーっとした顔をしてるからかな?」
「気が抜けた顔をしてるから・・優しそうな顔をしてるからだよ」

ま、いっか。今日も一日無事に終わりそうです。


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