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場末のディサービス(ランチへ)

仲良しの看護師さんから電話があり ランチの約束をしていたので
出掛けた。久しぶりの阪急電車 車内でマスクをかけている人は高齢者か
一応ポケットに入っていたので 私もかけてみたが 暑くて息苦しいので
すぐにはずす。
私はコロナに罹って以来 体温が高め 以前は35度台だったのに
今はいつも36度半ば 体温が高いせいか あまり寒くない
相方が寒いといって 暖房をつけると暑くなって不快になる
元々喘息持ち 咳持ちの私が 息苦しさを感じるようになったのは
コロナの後遺症だと思う。

話をしたい なんか相談事があるようなのでランチの約束が急遽決まった

駅前で待ち合わせ 久しぶりの阪急武庫之荘 
「どこ行く?」「どこでもいいよ」と言いながら 車を走らせ
宝塚方面に向かっていた 「ねえ バラ園 荒牧のバラ園に行かない?」
と言いながら駐車場に車を入れようとするので「ちょっと待って バラ園なんか
見えないじゃない その辺くるっと回ってみて」
駐車場を一周してみても バラ園は見えず いつできたのか
大阪芸術大学がで〜〜〜んとある 以前はなかったのに・・

二人で車の中で 薔薇はいつでもみてるし いいかなんて言いながら
中山寺近辺に車は走る 駅前に大きなマンションができていた

「こちらが中山寺駅前でございまーす」
「はい、見ました」

車を走らせると 「ここ有名なパン屋さん 美味しいのよ」なんて言って
駐車場に入る。
パンを買って 車の中でランチもありかな なんて思っていると
ステーキハウスの三田屋が見えてきた。

落ち着いた雰囲気のレストラン
ちょっと高めのランチを注文して 食べ始めると
彼女が ぽつりぽつりと話し出した。
仕事の悩みだった 多分そうだろうと想像はしていたが・・・・
しっかりした人だから 話しているうちに自分で結論を出すだろう
私は 話を聞くだけでいい

正職かと思ったら パートだというので
ディサービスで沢山のパート職員をお願いしていたけど
女性のパートスタッフは給料とかよりも(もちろん多い方がいいけど)
家から近い 気持ちよく仕事ができるっていう人が多い
ご主人は、帰ってきてから疲れて鬱陶しそうな顔をしてるぐらいなら
辞めたらいいと言っているらしい

往診に出かけると11時近くになることもあるけど、8時間労働だから
残業代はつかない 患者さんが多くてお昼の休憩がない時もある
らしい

彼女は先生が好きで 病院のスタッフが好きで頑張ってきたのに
明るい笑顔 患者さんの信頼も厚い彼女
場末のディサービスのくーさんは 他の看護婦さんは嫌だ 
彼女の日に変えてくれと我儘を言っていた

場末のディサービスで看護師の役割は とっても重要だった

病院でもそうだろう   
明るくてよく働く彼女を 先生は大事にしてほしい。

とても素敵なレストランでピアノの生演奏を聞きながら 思っていた。 

 

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