復職へ

2021年の年末あたりから復職は2022年の4,5月頃だろう、と医師に告げられていた。

自分では「まだまだ本調子からは程遠くて、死にたい消えたい気持ちにも頻繁に襲われるのに、本当にあと数か月で治るのだろうか」という気持ちと、「もう既に1年近く休んでてこれ以上休んで良いのか」という気持ちの狭間で揺れていた。

そもそも半年近くも先の話をどうして今から決められるんだろう、とも疑問だった。

そんな私を横目に季節が巡ったら、復職診断書、産業医・人事・上司との面談、慣らし出勤と復職の話はどんどん進んで行った。

面談では「元気になって良かった」と各所で言われたが、自分ではそんな自信は全く持てずにいた。

ただ心理検査でも以前受けた時より格段にポイントが上がり、健康な人と変わりが無い数値までになっていた。

自分が感じている自分と、他人から見られる自分や心理検査で出た結果の自分にはかなり乖離があった。

「良くなったと自分が確信出来るのは一番最後」という話を聞いたことがあるけれど、本当にそうだなと思った。

同時に、確信出来る日が来る事が俄に信じられなかった。

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