休職中の過ごし方

入院を機に休職することになった。

結果的に1年4ヶ月に渡って休職する事になるのだけど、私はほぼ寝ていた。常軌を逸するほど寝た。

たまに資格取得の為に勉強する人とか、趣味に興じる人とかを見かけるけど、そんな気力は一切なくて、とにかく寝ていた。

死にたくて消えたくて、寝ながら呻いてた。叫んでた。

子どもの送り迎えや習い事など、やらなきゃいけない事がある時だけ起きていた。

それでも時間までギリギリ起きられなかった。

24時間の内20時間ぐらい寝ていたかもしれない。

退院してから半年が経った夏も盛りの頃、病院で紹介された復職支援に通う事になった。

週に2回、1時間ずつ。

集まってる人はみんな何かしらメンタルに不調を抱えて休職しているはずだけど、私の目からはとても元気な人たちに映った。

美味しいクロワッサンを探して散歩をしている人、ジムに通って筋トレしている人、ボランティアをしている人。

私は死にたくて消えたくてたまらなくて、復職支援に来る他は寝てるだけなのに、あぁうつ病の人たちの中でも私は救いようがない部類なんだなと思うと、しょうもなく惨めだった。

参加する真の意味も意義も見出せなかった。

どんどん周りの人が卒業する中で、いつまで経っても復職出来ずに居残ってるのも苦しかった。

うつ病という名の長い長いトンネルを出口の方向も分からず、ただひたすら歩いてた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?