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ブルワーの醸される脳内

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広島県福山市で備後福山ブルーイングカレッジという醸造コンサルや醸造体験、醸造家育成をやっているブルワー小畑が頭の中をつらつらと綴ります マガジンを購入していただくとすべての有料…
表では語りにくい本音や秘密の話は有料にしています。マガジンを購入していただくとすべての有料記事が読…
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2024年3月の記事一覧

読書記録:自己成長用 営業の魔法

読書の記録を残しておこうと思います 仕事用、自己成長用、趣味に分けてご紹介します 皆様の役に立つ本があれば幸いです 今回は自己成長本 ”営業の神さま 中村信仁著”です ビールの仕事をしていく上で欠かせない仕事に営業があります ビールを作りたいからビール事業を始める人にはこの営業が苦手な人も多いのかもと思います、もちろん私もです いくらつくっても買ってくれる(飲んでくれる)方が居なければビジネスは終わってしまいますからね そこで探していたときに出会った本がこの営業の魔法

限定商品:メルツェン

限定商品の紹介です 今回のメルツェンはドイツのオクトーバーフェストで飲まれるビールとして有名ですよね 少し高めの度数としっかりとした麦芽風味が特徴のビアスタイルです メルツェンを設計するときに特に気をつけていることは濃厚な麦芽風味です 今現在のオクトーバーフェストビールは現代風にアレンジされ、黄金色でスッキリと何杯でも飲める仕上がりになってます ですがそのルーツとなるメルツェンは古き時代の面影を残しやや濃い目の色でしっかりと麦芽の風味が幾重にも重なるイメージを大事に

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日本酒文化から思うクラフトビール文化

一昨年でしたでしょうか、広島県の日本酒業界の方が集まる勉強会に”異業種の話”パートとしてクラフトビールの話をして欲しいという依頼をいただき講演させていただいたことがあります 言うまでもないですが日本酒の売上は下がり続け、クラフトビールはブームと言われています(実態は別にして) おそらくその辺のことからその会のお題目がクラフトビールであったのだろうと考えた私は日本酒業界とビール業界の大きな差である”味の伝え方”を主題にすることに決めました 私が尊敬する野毛のマスターの受け

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ビールの基礎的なセミナー講師をして感じること

ビールのセミナーは日本にもいくつか有ると思いますが私はクラフトビアアソシエーションのビアテイスターセミナーと醸造学基礎セミナーの講師をやらせていただいております 多少アドリブを入れたりはしますが私が教育プログラムをつくったわけではなくすでに完成されたプログラムに沿って話をするだけですが・・・ そのセミナー講師として思うことを記しておきます 要約 ・ビアスタイルという世界共通言語を学ぼう ・ビアスタイルを知らなければビール文化に参加できない ・基礎知識のない醸造家はちゃん

JGBA2024審査会に思う

先日JGBA2024審査会に参加してきました 国内外の審査会に20年以上参加してきましたが毎回緊張します 今回の審査会は相対評価ではなく絶対評価です つまり2つ以上のビールを並べてどちらが優れているかという審査方式ではなく”このビールはどうなのか?”という審査方式です そして審査員がこのビールは受賞にふさわしいと判断すれば同じカテゴリーで何個でも賞が与えられるという世界でも唯一のビール審査会です これは審査員たちにとってもとてもハードルが高い審査方式です 例えば同じ

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