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ブルワーの醸される脳内

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広島県福山市で備後福山ブルーイングカレッジという醸造コンサルや醸造体験、醸造家育成をやっているブルワー小畑が頭の中をつらつらと綴ります 自分がつくるビールへの想い、飲んだビール… もっと読む
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World Beer Cup2024の結果発表から考察と怒り

世界最大級のビール審査会であるWorld Beer Cupが米国で行われ機能受賞者の表彰がありました 動画はこちら 私のビール審査員仲間でもありビール本の翻訳なども多数手掛ける長谷川小次郎さんが早速詳細を記事にしているのでそちらも貼っておきます 更にBrewers Asosietionの公式サイトから数字を引用しつつ気になるところを考察します 上記サイトの数字によると、世界50カ国から2600の醸造所が審査にエントリーし、エントリーされたビールの数は9300銘柄 なお2

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セミナー資料公開 消費者向けのテンプレ

時々ビールのセミナーをしてくれと言われてお話をする事があるのですがその時につくった資料を公開していくシリーズ 今回は一般消費者向けにセミナーをしたときのスライドです、しょっちゅう使い回すテンプレ的な内容です 基本のキみたいな内容なので無料で公開しますが無断転用などはご遠慮くださいね

セミナー資料公開 小規模なブルワリー開業者向け

時々ビールのセミナーをしてくれと言われてお話をする事があるのですがその時につくった資料を公開していこうと思います 今回は小規模なブルワリー開業を目指す人たち向けにミニセミナーをしたときのスライドです 基本のキみたいな内容なので無料で公開しますが無断転用などはご遠慮ください 良いビールとはなにか、良いビールをつくるには何が必要かなどのお話です

読書記録:自己成長本 運転者-未来を変える過去からの使者-喜多川-泰

読んだ本の記録です、自分磨きにオススメな自己成長本です 今回は 運転者-未来を変える過去からの使者-喜多川泰著 ブログでどなたかがオススメしていて気になっていた本でした 人が生きていく上で大切な心構えについて考えさせられる不思議な小説です 仕事をしていく上で本当にこの仕事は自分に向いているのだろうかとか私は本当に社会の役に立っているんだろうかとか悩むことがあると思います これを読めばそんな心のもやもやが少しスッキリします 自分の使命とはなにか? 自分の役割とはなにか

読書記録:自己成長本 YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術

読書の記録です、経営本、自己成長本、趣味本に分けて紹介します 今回は自己成長用 YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術 鈴木裕著 時間管理が苦手でいつも締切に追われているので時間管理に関する本は何冊か読んでますがこれは素晴らしい 時間管理術本を読んでやってみてもいまいちしっくりこないことありますよね? この本では人のタイプを見極めてその人のタイプに合った方法での時間管理術を教えてくれます いままで時間管理

読書記録:自己成長用 営業の魔法

読書の記録を残しておこうと思います 仕事用、自己成長用、趣味に分けてご紹介します 皆様の役に立つ本があれば幸いです 今回は自己成長本 ”営業の神さま 中村信仁著”です ビールの仕事をしていく上で欠かせない仕事に営業があります ビールを作りたいからビール事業を始める人にはこの営業が苦手な人も多いのかもと思います、もちろん私もです いくらつくっても買ってくれる(飲んでくれる)方が居なければビジネスは終わってしまいますからね そこで探していたときに出会った本がこの営業の魔法

限定商品:メルツェン

限定商品の紹介です 今回のメルツェンはドイツのオクトーバーフェストで飲まれるビールとして有名ですよね 少し高めの度数としっかりとした麦芽風味が特徴のビアスタイルです メルツェンを設計するときに特に気をつけていることは濃厚な麦芽風味です 今現在のオクトーバーフェストビールは現代風にアレンジされ、黄金色でスッキリと何杯でも飲める仕上がりになってます ですがそのルーツとなるメルツェンは古き時代の面影を残しやや濃い目の色でしっかりと麦芽の風味が幾重にも重なるイメージを大事に

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日本酒文化から思うクラフトビール文化

一昨年でしたでしょうか、広島県の日本酒業界の方が集まる勉強会に”異業種の話”パートとしてクラフトビールの話をして欲しいという依頼をいただき講演させていただいたことがあります 言うまでもないですが日本酒の売上は下がり続け、クラフトビールはブームと言われています(実態は別にして) おそらくその辺のことからその会のお題目がクラフトビールであったのだろうと考えた私は日本酒業界とビール業界の大きな差である”味の伝え方”を主題にすることに決めました 私が尊敬する野毛のマスターの受け

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ビールの基礎的なセミナー講師をして感じること

ビールのセミナーは日本にもいくつか有ると思いますが私はクラフトビアアソシエーションのビアテイスターセミナーと醸造学基礎セミナーの講師をやらせていただいております 多少アドリブを入れたりはしますが私が教育プログラムをつくったわけではなくすでに完成されたプログラムに沿って話をするだけですが・・・ そのセミナー講師として思うことを記しておきます 要約 ・ビアスタイルという世界共通言語を学ぼう ・ビアスタイルを知らなければビール文化に参加できない ・基礎知識のない醸造家はちゃん

JGBA2024審査会に思う

先日JGBA2024審査会に参加してきました 国内外の審査会に20年以上参加してきましたが毎回緊張します 今回の審査会は相対評価ではなく絶対評価です つまり2つ以上のビールを並べてどちらが優れているかという審査方式ではなく”このビールはどうなのか?”という審査方式です そして審査員がこのビールは受賞にふさわしいと判断すれば同じカテゴリーで何個でも賞が与えられるという世界でも唯一のビール審査会です これは審査員たちにとってもとてもハードルが高い審査方式です 例えば同じ

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定番商品:一番頑張らなければいけないビール O.D.A

日本のクラフトビール解禁(酒税法改正)は1995年です 正確には1994年に酒税法が変わることが発表され小さな規模でもビールが作れることが決まりました そして95年から法律が適応され、95年にいわゆるに地ビールが誕生したのです とはいえいきなり「ビールつくってもいいですよ~」って言われても日本では個人のビール(お酒全般)づくりは犯罪です つまりビールをつくったことが有るのはビールメーカーに勤めてる人かそのOBということになります 当然ですが飲む側にもビールに詳しい人など

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定番商品:IPAは苦手だがIPA備後は生まれた

個人的な好みの話ですが私はIPAが苦手です^^; 苦いしねwww ですが今のクラフトビールシーンにとってIPAは欠かせないビアスタイルです IPAをきっかけにクラフトビールにハマり色々なIPAを探して飲み続ける そんなクラフトビールファンも多いわけですからIPAは定番としてつくらなければいけないな~ と思ってました 個人的には飲まないですが審査はしますし、世間にはどんなIPAがあるのかのトレンドもわかってはいるので今の時代にあったIPAを考えてやや濁りがあって甘い香りが

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定番商品紹介:絶滅危惧種なマイルドエール

改めて備後福山ブルーイングカレッジがつくるクラフトビールのコンセプトはビールの多様性を伝える、ワクワクするビールです 備後福山ブルーイングカレッジではビアスタイルを ・バランス良くてごくごく飲める喉で楽しむビール ・香りが楽しくて鼻で楽しむビール ・味わい深くて舌で楽しむビール ・いろいろ入っていたりするユニークな味のビール に分類して説明しています 3つ目の定番は味わい深くて舌で楽しむビールになります マイルドエールは定番にしたいと思っていたビアスタイルに一つでした

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定番商品紹介:マルチに活躍するセゾン

備後福山ブルーイングカレッジがつくるクラフトビールのコンセプトはビールの多様性を伝える、ワクワクするビールです 備後福山ブルーイングカレッジではビアスタイルを説明するときに ・バランス良くてごくごく飲める喉で楽しむビール ・香りが楽しくて鼻で楽しむビール ・味わい深くて舌で楽しむビール ・いろいろ入っていたりするユニークな味のビール という分類をします 2つ目の定番は香りが楽しくて鼻で楽しむビールというコンセプトで考えました 最初はヴァイツェンにしようかそれともベルジャ

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