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パニック発作に潜むギャグ

うどん屋さんで、うどんを食べていたら
突然、
パニック発作の予備発作がやってきました。

ゾワゾワ〜。
ドキドキ〜。
身体が硬直。。

パニック発作は、脳の誤作動で起きます。

現場は、なんの変哲もないこじんまりした
うどん屋さんです。

脳に緊急警報を出すほどの危険がどこにあるのか?


うどんが突然、
お椀からニョキニョキ動き出し
私に襲いかかってくるとか。。

お店の人が、突然、
後ろから
熱い汁をぶっかけてくるとか。。

ならば、目の前にいる夫が、
私が大切に食べているおあげさんを、
まさか突然奪っていくとか。。


もはや、パニック発作は誤作動という名の
ギャグに近い。


極めて安全な、うどんの時間。
でも、
私は食べ続けるのがしんどくなって、
半分ぐらいを残して、箸を置きました。

それを見た夫が、ならば食べると食べ始め、
そうなると、私ももう一口食べたくなり、
お椀を自分に引き寄せて、
最終的には、おおよそ自分で食べ。

結局、
うどんに襲われる事もなく、
汁をかけられる事もなく、
おあげさんをとられることもなく、

私の脳中以外は
極めて和やかな、うどんの時間。

店の引き戸を開けて、外の景色を見た時、

やれやれ、うどん新喜劇だったわ。

と、1人で脱力。ふへへ。


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