ジョーティシュ・コンサルタントとして想うこと
プロフィールには、ジョーティシュ・コンサルタントと記載している。
ジョーティシュとは、約5,000年ほど前にインドで産まれた占星学のこと。
それのコンサルタントということなので、勘の良い方は「なんだ占い師か」とお感じなるかもしれない。
でも・・・。
少し・・・違う。
何が違うかというと、ジョーティシュをどのように位置づけているか、という点。
今日は、この点について書いてみようと思う。
その前に
話は少し飛ぶけれど、人はなぜ生まれてきたのだろうか？
（何かうさんくさいぞ、とおっしゃらず、もう少し先までおつきあいを）
さて、人が生まれてきた理由は「幸福を拡大するため」と言われている。
では、幸福ってどういう時に感じるものだろうか？
恋人や愛する家族と一緒に過ごしている
病気やケガをせず健康であるとき
生活に困らない程度にはカネを稼ぎ、豊かな生活を送っているとき
目標としていたことを達成できたとき
いろいろ挙げることができるが、幸福については2系統に分けて考えると分かりやすい。
それは
①食眠性に代表される欲求を満たし、生命（いのち）を維持できる状況にあるとき
②できなかったことができるようになる、目標を達成した、など、成長や進化をしたとき
の2系統。
幸福は生きていることが大前提なので、まず①がある。
これはどなたも首を縦に振ってくれるだろう。
そして、次の段階として②が存在している。
実は、全ての生命体は永久に現状を維持することは不可能と言われている。
したがって、進化するか絶雌するかの二者択一が宿命となっているのだ。
そのため、まずは①の生命維持をキープしたうえで、②の成長や進化を求める方向に向かうことになる。
これは摂理と言ってもよいだろう。
だから、①の生命維持でも多少の幸福は感じるが、②のように何かを達成したなど成長や進化をしたとき、人は大きな喜び、幸福を感じる。
逆に言えば、①だけでは幸福の一部しか享受していないとも言えるだろう。
せっかく、②の大いなる喜びを得るために生まれていきているのに。
ジョーティシュは、100%ピュアロジック
さて、話をジョーティシュに戻そう。
ジョーティシュは、その正確性には抜群の定評がある。
恋愛、仕事の成功、金運、健康、願望が叶う時期など、よく占いで登場する項目はもちろん正確に予測可能だ。
その他、隠されている才能や生まれ持っている精神性なども、つぶさに分かる。
極めつけは、今生での使命や義務を示すダルマ（天命）をも我々に示してくれる。
先ほどの幸福の2系統で言えば、①から②の範囲をすべて網羅しているのがジョーティシュなのだ。
また、ジョーティシュは100％のピュアロジックで構成されている。
惑星の運行や配置など細かい観方はあるものの、霊視など特殊な能力は必要とされない。
つまり、学習すれば誰でも習得できるものであるし、「一家に一人、ジョーティシュを観れる人がいるのが望ましい」などとも言われている。
そして、僕ももちろん、そのような特殊な能力は持ち合わせていない。
ただ、淡々と惑星の配置をロジカルに読み解いていくのだ。
コンサルティングにおけるスタンス
クライアントは、常に悩みや不安を抱えている。
そのテーマについて、回答や今後の方向性、具体的な対処方法をアドバイスすることがコンサルタントとしてのお役目。
つまり、クライアントの幸福の拡大のために、ジョーティシュというワザをツールの一つとして使っているわけだ。
ツールの一つと書いたのは、他のツールも多用するからだ。
なぜなら、クライアントにとって役に立つ、あるいは実現可能な対処方法以外は、いかにジョーティシュの正確な見立てがあったとしても、価値がある回答とは言えないと思っているから。
例えば、ジョーティシュ・ジュエリーという処方がある。
宝石を使って処方するものだが、クライアントにとって手が出ないような高額な宝石は、その方にとっては最適な対処方法ではと思っている。
つまり、代替えの知識やツールが必要になるということだ。
ジョーティシュは、よりよい人生を歩んでいくための指針を示すツールだが、実際の対処行動は現実的なものでなくてはならない。
だから、ジョーティシュで観た後、その対処法は自分で言うのも何だが、多岐に渡っている。
仕事の成功を願っている方には、成功するための具体的戦略を。
結婚したい方には、魅力的になる調整方法をボディとマインドの両面から。
ここがコンサルタントと称している所以であり、世間でいうところの占いとは立ち位置が違う部分だと思っている。
そういう意味で、ジョーティシュはコンサルティングの指針を得るツール。
それ以上でもそれ以下でもない。
シャープで正確な信頼できる相棒。
僕にとっては、そういう位置づけなのだ。
人が生まれてきた目的は、幸福を拡大すること。
そのために人類は数多くの叡知を産み出してきた。
ジョーティシュもその中の一つに確実に入るだろう。
巡り合えた僕は、つくづく幸せ者だと思う。
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