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女装官能小説「蛹と蝶」       6.メイド服に包まれて


 永谷から贈られたひとつめの紙袋に入っていたメイド服一式を取り出して、ひとつひとつアイテムを確認しながら、胸とペニクリを昂らせた。

 もうひとつの紙袋には、ランジェリーが用意されていた。メイド服にあわせるように、レースのフリルを4段もあしらったパンティがあった。ペニクリもヒップもどちらも、レース・フリルで覆いつくしてしまう、こんなランジェリーが存在することに驚かされた。テニスのアンダースコートに似ているが、それよりもフリルとレースが可憐で華やかなものだ。

 そして、ペチコート。どうやら、スカートをふくらませてみせるため、スカート下に身に着けるものらしい。これも純白のチュール地のフリルが三重に重なりあって、フワフワ感を演出している。明美のペニクリは、レース・フリルだらけのパンティやペチコート、フレア・スカートでフワフワの絹衣に包み込まれてしまうのだ。想像すらしたことのなかったガーリーな世界に包まれることを思うと、明美のペニクリは喜びに膨らみ、むせび泣くように我慢汁を漏らし続けている。

 逸る気持ちを抑えてシャワーを浴び、我慢汁で濡れそぼったペニクリをキレイに洗い流す。シャワーを終えれば、いよいよメイド=明美に変身開始である。

 まずは、レースのフリルだらけのパンティに両足を差し入れる。優香のベビードールのパンティとは違って、ペニクリがはみ出すような際どいデザインではなく、明美のペニクリとヒップはすっぽりとパンティの中におさまり、4段になったレース・フリルに包まれた。ちょうど亀頭の膨らみの上に、ピンク色の小さなリボンがあしらわれており、それはペニクリの反応で小刻みにふるえている。

 次にペチコートに足を差し入れて、持ち上げる。4段のレース・フリルにつづいて、今度はチュール地の三重のフリルが、腰回りを色取る。こうして、フワフワの上にフワフワが重なったことだけで、明美のペニクリは、早くもパンティのレースフリルを醜くペニクリの形状に膨らませ歪めた。亀頭の上のリボンも揺れ続けている。

 そして、いよいよメイド服を手に取る。ワンピースタイプのそれは、もしかすると足元から着た方が良かったのかもしれないが、先に身に着けたペチコートのフワフワしたふくらみが邪魔なので、頭からかぶって下ろしていく。襟元や半袖口の純白のレース・フリルが、首や二の腕を文字通り引き締めてくれて、女性的な可愛らしさを意識させられる。フレアタイプのスカート部分は、ペチコートの効果で容赦なくフワフワと拡がり、その下の三重のチュール地やパンティの4段フリルがチラチラと見え隠れしてしまうのが、鏡を通して目に入る。背中のジッパーを止めるなんてことは男性の服ではまずないことなので、手を背中に回して、一生懸命に引き上げたが、なかなかに難しくて上げきることはできなかった。今日のところは、永谷に頼むしかなさそうだ。半円型の白いエプロンをスカートの前に垂らし、というか、ペチコートの拡がりに乗っけるように装着して、後ろの方で大きなリボンを結ぼうとした。ただ、これも後ろで結ぶことは無理そうだったので、後ろ前を反対にして、前で綺麗に結んだリボンを後ろへと回してみた。最後に、襟元や袖口のレース・フリルと共布でできたカチューシャを、セミロングのウィッグの上に着けると、メイド・スタイルの完成だ。

 優香に譲り受けた化粧道具で、ファンデーションや頬紅、アイシャドーやマスカラなどを使って、肌から目元へと、教えてもらったばかりでまだ不慣れなメイクにトライする。そして最後に真紅のルージュを唇にひいてみた。優香にしてもらったほどにはうまく仕上がらなかったが、華奢で小顔で女性的な特徴は多少のメイクの欠点も誤魔化せるくらいにはなっている気はした。

 あらためて部屋の一番大きな姿見の前に立って、自分の姿を眺めてみた。永谷の専属メイド=明美の姿が、そこにあった。永谷が用意しれくれたメイド服のフリルとレースに全身を包まれる快感が体にも心にもひた寄せる。明美のペニクリがピクピクと反応して、みるみるうちに膨らんで、パンティの小さなピンク・リボンをふるわせる。4段のレース・フリルの上にはみ出るほどにペニクリは大きくなり、チュール地のペチコートばかりか、フレアスカートとエプロンまでも恥ずかしく持ち上げていた。そして、パンティには早くも我慢汁の濡れ染みがジワッと滲み始めていた。


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