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【20代】第3回 日本の未来と夢を話そう リポート① ~フェイクニュースを知る~

南東北エリアの大杉遥です。
情熱クラブの20代メンバーで『第3回 日本の未来と夢を話そう~日本の未来を考える~』というZoom企画を開催しました。

この企画は、20代が逆境を乗り越えて希望ある未来を作っていくために、自分の『芯』を鍛えるきっかけになるよう、社会に興味を持ち、考えるために開催しています。
各々が興味のある社会の話題を調べて共有しあい、自分の意見を考え、話す機会を目指しています。

第三回目のテーマは『メディア』です。
現代は、インターネットが普及し誰もが気軽に情報を発信することが当たり前になりました。
今回は、社会でも課題となっているSNSで広がる『フェイクニュース・デマ情報』や『インターネット上のメディアの特性』について着目し、
情報を運ぶ媒体である『メディア』を使う際の『責任』や情報の受け手、送り手に必要な『メディアリテラシー』について考えました。

この記事では、広島県の方京さんが話題提供で発表した「SNSで広がるフェイクニュース」の内容をご紹介します。

これまで発生したデマやフェイクニュースを取り上げたニュース記事を探してみると、
時代の変化とともに、伝わり方に変化があることがわかります。

1973年、第4次中東戦争をきっかけに、消費者によるトイレットペーパーの買い占め行動がおきました。こちらは、ご近所同士の『うわさ』から発生したと言われています。

同様の現象は、2020年の新型コロナウイルス感染症の渦中でも起きました。
こちらは、SNSを中心に情報が広がっていきました。

時代の変化とともに、人による「口伝え」から、インターネットを介して「SNSで拡散」されるという広まり方の違いがみられます。
一方で、どちらも消費者の『不安』を刺激した根拠のはっきりしない情報が広がって社会現象になったという共通点がみられます。
人が騙され行動する本質は、変わっていないのかも知れません。

このようなデマが生まれる背景は、将来のリスクに対する『不安』だけではありません。

SNSでは、情報の発信者が「注目されたい」という目的を持って作られるウソの情報も存在します。

熊本地震の際、「動物園からライオンが逃げ出した」という情報がSNSで大勢の人に拡散されました。
編集された画像を用いて、あたかも現実で起きているかのように見せた『ウソの情報』です。

以下のように、フェイクニュースは、真実よりも広まりやすいことがわかっています。

更に、フェイクニュースに騙されやすい人、拡散する人は、以下のような特徴があるそうです。

普段からSNSで情報を拡散する際、『自分は大丈夫』と思い込まずに、
一度、冷静になって考えること、「誰が伝えているのか?」、「なぜそう言えるのか」、「他のメディアはどんな情報を伝えているのか?」疑う視点を持つ必要があります。

情報を拡散する際に『どのような責任』があるのか?考えてみるのも良いかも知れません。

SNSを用いた情報拡散は、政治的な意図を持って行われることもあります。
2016年のアメリカ大統領選挙やイギリスのEU離脱の際には、SNSによる情報拡散や印象操作、根拠のある事実よりも感情や信念を刺激する情報が大きな影響力を持つ「ポスト・トゥルース」が話題となりました。

『注目』に価値を見出す経済社会ならではの現象を冷静に受け止め、社会をつくる市民としての『善い使い方』を考え、楽しみながらメディアを活用していきましょう。

本記事は、リポート②『メディアリテラシー』に続きます!

《参考記事》
[1]https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230428/k10014050991000.html
[2]https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/21/news087.html
[3]https://www.asahi.com/articles/ASN2X6CXLN2XULFA03L.html
[4]https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202012_04.pdf

『日本の未来と夢を話そう』の開催目的は、こちらの記事に記載しています。↓

こちらもぜひ目を通していただけると嬉しいです!

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