錯視?「見かた」と「捉え方」
いつもと違う、少し低い舗装されてない脇の道を歩くと、いつもシュトルムの短編小説『みずうみ』の一場面を思い浮かべる。北ドイツの、デンマークとの国境紛争の起きた、美しい山の中の光景が浮かぶ。行ったこと無いけど。
少女エリザベートと、老学者の少年時代のラインハルトの、幼い頃を共に過ごした思い出の湖と深い森の道が浮かぶ。幼い頃に父の実家で過ごした日々が、この『みずうみ』の世界と妙に結びついている。
そんな事などを考えながら歩くと、毎日歩いていた同じ道が、別の世界に見えてきて、散歩