あね 4 鬼堂廻 2019年7月24日 22:54 ¥400 姉の名前は一体何だったろうか。目が覚めたばかりではっきりとしない意識のまま僕は「典くん典くん」と呼ぶ声のほうへ歩いて行った。姉。名前はやはり思い出せない。名前など、どうでも良いのかもしれない。姉と弟、というこの関係こそが僕にとって至上の喜びだったのだ。 ダウンロード copy ここから先は 11,273字 ¥ 400 購入手続きへ ログイン #小説 #短編小説 4 有意義に使わせて頂きます。 サポート