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地獄への道は 2022-11/30

昨日の日記すごい。頭痛で全てを憎みながら朦朧とした意識の中で絞り出した記憶がなんとなくある。もはやツイート以下の文量だけどこういうのはとにかく継続が大事なので……ノーベル継続賞モノの偉業。この功績を讃えよう。偉いぞ俺…………


そんなことはどうでもいい。

ついにSHHisのGRADが実装されてしまった。


どうしよう。


ここでまずSHHisとは何か、というところから始める。


公式Twitterより


SHHis(シーズ)とは、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(通称 シャニマス)というアイマスシリーズに登場するユニット名だ。シャニマス自体の紹介は僕なんかよりもっと有能な先輩Pの皆さんが残してくださっているので割愛する。”最高の作品”くらいの認識で良い(315ではない)。

https://shinycolors.idolmaster.jp/?s=09

現在シャニマスに実装されたユニットとしては一番新しい。メンバーは2人。


公式Twitterより

まずはこの七草にちか。
元々はCDショップの店員だったが、プロデューサー(P)に頼み込みオーディションを経て283プロに加入した。
アイドルなど芸能活動をしていた経験は無いが、かつて活躍した伝説のアイドルに強く憧れており、彼女の歌やダンスをいくつも覚えているなどドルオタだった。


公式Twitterより

そしてこの緋田美琴。
元々別の事務所ですでにアイドルとして活動していたが、283プロに移籍してきた。283プロのアイドルでは最年長で、芸歴は10年。
非常にストイックで、自宅よりレッスン室にいる時間の方が長いレベルで日々レッスンに明け暮れている。レッスン室の鍵が無いときは他のアイドルが真っ先に美琴を訪ねるほど。しかしその分、歌やダンスなどパフォーマンスは圧倒的な完成度を誇り、各業界の人間からも評価はとても高い。


こんな2人がユニットを組むとどうなるのか?


端的に言おう。



”格差”である。



にちかは確かにドルオタであるが故に他アイドルの歌やダンスを多く覚えているが、それもせいぜい”アイドルが好きな娘”くらいで、正直言って”平凡”の域を出ない。一方で、場の空気を読み、生意気な言動で相手の懐に入ったり周囲とコミュニケーションを取ったりすることには長けていた。

それに引き換え美琴は、他アイドルどころか専門のプロにも引けをとらないクオリティのパフォーマンスが出来るものの、バラエティ番組などのフリートークやコメントでは、性来のストイックさが仇となり真面目で堅すぎる雰囲気が抜けずあまりウケが良くならない。


本来なら、こんな凸凹コンビだからこそお互いの長短をカバーしあい、成長できるように得意分野を教えたりして高めあっていければ良いのだが、今の2人はそれどころではない。

まず、SHHisが美琴の影響か”実力派ユニット”として知られてしまっていることで、ただでさえ高かったにちかへのハードルが更に高くなってしまった。
にちかは、姉で283プロ事務員のはづきからアイドルを続けるための条件を出され、283プロに加入した。その条件をクリアするために日々必死に努力し、なんとか達成はできたもののかなり心身共にギリギリの状態だった。そんなレベルなのに、すでに圧倒的クオリティで知られる先輩とユニットとして活動する。このプレッシャーとストレスはいかばかりだろうか。勿論にちかも日々努力は怠らない。常に高みを目指す姿勢ではある。しかしそれは美琴のそれに遠く及ばないのだ。ストイックを超えてもはや狂気的なまでの”アイドル”としてのパフォーマンスにこだわる美琴は、常人離れした集中力と努力量でクオリティを高め続ける。2人の歩幅が、揃わないのだ。

それだけではない。

この2人、仲が悪いわけではない。しかし目線がまるで合わない。
ドルオタでもあり、技術力に乏しいにちかは高い技術を持つ先輩アイドルの美琴を慕っている。だが、美琴に遠慮してか緊張してか、未だ距離感を掴めずにいる。
だからこそ年上で先輩の美琴が歩み寄り距離を詰められれば良いのだが、美琴はおそらく、にちかを見ていない。


美琴が見ているのは、常に”観客”なのだ。


”パフォーマンスで人を感動させるようなアイドル”を目指す美琴は、自分の技術だけでなくステージ全体の仕上がりにも余念がない。バックダンサーと振りを相談したり、ステージのギミックについて事務所で意見したりと、より良いステージを観客に届けるためなら一切妥協しない。そんな美琴に追いていかれないように、隣に並び立てるようにと努力するにちかを、美琴は”SHHisの相方である”七草にちかとして認識しているのではないか。何故にちかがこんな言動をするのか。にちかがどんな想いで日々過ごしているのか。美琴は”個人としての”七草にちかを考えたことがあるのだろうか――――――




というのが、『WING 優勝』『ノー・カラット』までを読了した美琴Pの感想です。



どうしよう。



有能先輩Pたちに伺ったところ、WING、ノーカラット、ファン感謝祭、モノラル、GRADの順で進めろとのことだったがノーカラットでマジで頭抱えちゃったのでちょっと心身のためにストップしていたのだった。こんな貧弱Pでも大丈夫だろうか。ただでさえ新規S美琴さん来てくださらなくて病みそうなのに。正直にちかよりまたルカと組んでほしいなって思ってるのに(キャラデも設定もドストライクだったので)。


とやかく言っても始まらない。覚悟を決める時が来たのだ。

ここまで読んでくださってありがとうございました。シャニマス初見さんはようこそ。SHHisだけならまだ4曲しかないしシャニマスはサブスクも少しずつ解禁されております。あと今ならゲームで過去のイベストも読み放題です(SHHisメイン回は『ノーカラット』『モノラルダイアローグ』の2つ)。アプリだけでなくブラウザ版もありますので、PCからでも勤務可能です。同僚になれるのを心よりお待ちしております。
先輩Pは新人の下手なプレゼンにお付き合いいただきありがとうございました。アイドルたちのため、誠心誠意業務にあたりましょう。今後とも宜しくお願い致します。



願わくば、彼女たちがより高く、より遠く羽ばたけるように。プロデューサーとして見届けます。







骨は楓の樹の下に埋めてください。


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