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Osmo(オズモ) を紹介したい。

今回はosmo(オズモ)というシステムを紹介したいと思う。
osmoはアメリカ生まれのシステムで、タブレットと専用のアイテムとアプリで構成される。
確か元々は息子に数字を覚えて欲しくて、紙媒体のいわゆるドリル的なものも試したものの、どうやらあまりそういう方向では興味がなさそうだったので、じゃあデジタルで何かないかな?と思って探して見つけたように思う。

osmoが面白いなと思うのは、子どもの作ったものが画面上に反映されるということ。専用のリフレクターをタブレットのカメラ部分に取り付けることで、子どもが作った形がアプリに即時にフィードバックされ、画面に反映される。ある程度の自由度があるのだ。

我が家が購入したのは「Little Genius Starter Kit」の4 games。それに加えて、「Counting town」というアプリも追加購入した。

なぜこのキットにしたかというと、genius starter kit では英単語や計算のアプリがあって、4歳で日本語ネイティブの息子には難しい内容だったから。それと、6 games は日本では取り扱いがなかったのだ。

ただ、4 games に含まれる内容では数字のコンテンツがカバーされていなかったので、念のためメーカーへ「6 games を日本で購入する手段はないか?今後発売予定はあるか?英語版でも日本語ネイティブの子供に理解は可能だと思うか?」と問い合わせた。
曰く、「現状日本語版リリースの予定はないし、発売の予定もない。でもアプリを単品で購入することは可能。日本語語ネイティブの子が理解できるかはわからないが、3日間はフリートライアル可能なので、そちらで試してみてほしい。」とのことだった。因みに日本語サイトでの問い合わせが見つからず、英語で問い合わせたが非常にクイックで丁寧に対応していただいた。
フリートライアル期間があるのはとてもありがたいけれど、一度見てしまうと最初だけやってその後やらないこともあるからなあ…と悩んだので、ひとまず4 games をやらせてみて、osmo 自体を気にいるかどうか試してからcounting town を試すかどうか決めることにした。

結論から言うと、息子にはosmo が合っていた。と思う。
4 games のうち、彼が好きなのは、Stories とSquiggle Magic が同じくらい、その後にABCs の順。Costume Party はあまり興味がない様子だ。

Stories ではアプリ上で選択した物語が進むのに合わせて、問題を解決していく。例えば、「進みたいのに川がある、どうしたら良いかなあ?」となれば、足元のパネルを船に乗ったものに変更する。「クマが眠って道を塞いでいるよ!どうすれば怒らせることなく道を通らせてくれるだろう?」となれば、ウクレレを持った服に変更→画面上でウクレレをタップすると優しい音楽が流れたりする。この時、適切な解答を選ばないと、クマが飛び起きてまた眠ってしまったりして物語が先に進まないようになっている。つまり、状況を判断しながら、そこに何が有効であるかを考える。問題解決能力を鍛えるということだ。
川を船で渡る、氷を火で溶かす、というわかりやすいものもあれば、えっそんなのアリ?!と思うような少しわかりにくいものもある。ただ、着せ替えパネルを変えると即時に画面に反映されるし、自分が物語に関与している、という感覚はとてもワクワクするようで、息子はとてもこのゲームが気に入っている。

Squiggle Magic はリングとスティックを使って形を作る。例えば、「顔」「魚」「コップ」など。画面には絵があってそれをお手本に、手元で形を作っていく。ただ見るだけではなくて、実際に自分の手を動かすと言うのがとてもいいと思う。また、これは必ずしも正解である必要がない。顔のなかの○が三つあったとしても、魚の形が多少歪んでいたとしても、そこを咎められることはない。自由に創造することができる。答えを追求するゲームではないので、クリエイティブさや再現性を養うにはとても良いと思う。

ABCs はその名の通り、ABC を学習するゲームだ。「A」の画面ではApple, Aligator など、A がつく単語を学ぶこともできる。ただ、「A」という項目で日本語の「りんご」「ワニ」「宇宙飛行士」となっているので、英語ネイティブか、ある程度英語を学習してからでないと理解し難いかな…と思う。あるいは、音声を英語で使うのもひとつの手段だとは思う。うちの息子に関して言えば、英単語の学習としては今のところ役目を果たしてはいない。が、保育園でも英語の時間があるので、アルファベットに少し馴染みが持てたことは良かったと思う。

それから、Counting town について。こちらは3日間のトライアルの後購入した。レートによっても異なるかもしれないが、おおよそ3000円くらいだったと思う。こちらは完全に英語のみ。文字通り、数をカウントしながら町を開拓していく。20までカウントがたどり着けば終了だが、何度でもリセットして楽しむことができる。
counting town では例えば4という数字であれば「ケーキを欲しい人は何人かな?」と言って4人のキャラクターをタップしたり、スティックを4本取り出したりする。その後、スティックを組み合わせて4という数字の形を作る。数字の概念を掴んだり、文字としての数字を捉える練習ができる、という印象だ。
キャラクターが増えていくことも楽しいようで、息子はcounting town もとても気に入っている。

osmo は実にデジタルネイティブ世代らしいなと思う。
特別な機械ではなく、手持ちのタブレットと簡単なアイテムで構成されていル。アプリは随時アップデートもされるので、ABCs は英語版でなら季節限定のコンテンツも楽しむことができるようだった。

その他細々したところで言えばお片付けがしやすい。
着せ替えのパネルも、スティックも専用のタッパー的なケースがあり、そのケース同士を重ねることもできる。別売のピザ屋のゲームのアイテムも、一緒に重ねられるようになっている。また、タブレットを設置するドックとカメラに取り付けるリフレクターも収納時は一つに重ねられるようになっているし、磁石でどこにはめるかもすぐにわかる。子供だけでもきちんと片付けやすく設計されているのはとてもありがたい。

それから、osmo のキャラクターのMo がとても可愛い。
毛むくじゃらで体が大きくて陽気で、子どもの友達のような存在だ。基本的に「間違い」「だめ」などのワードはなく、「何かが違うみたい」「〜してみよう」など、声がけも優しい。

子どもからすると、いつもはダメなタブレットをOKとしてくれるし、内容も面白い。親からすると、1人でやってくれるし、単なる娯楽というより何かしらの力は養われているだろうという少しの安心感もある。決して安い金額だとは思わないが、子どもの遊びの幅としておすすめしたい。

因みに、我が家でosmo を使う時のルールは以下の通り。
・机と椅子に座ってやること
・TVは消す(18時以降でも)

時間制限は特にしていない。集中しているならキリのいいところまでやればいいと思ったのでそうしている。経験的には、長くても1時間か1時間半くらいかな、という印象ではある。

Little Genius Starter kit 4 games のなかみ
Squiggle magic, ABCs, Countin town で使うスティック
Costume Party, Stories で使うアイテム

今後数字の理解が進んできたり、単語量が増えてきたらgenius starter kit も購入したいと思っている。

個人的にはdetective agency やmath wizard もとても興味があるので、日本語版も発売してほしい。やっぱり日本語ネイティブの子どもには日本語で理解させることが必要だと思う。サポートする大人も日本語じゃないと理解/説明できないケースが多いと思うし。
自粛期間や子の不登園を目の当たりにしたときに自宅学習のアプローチの選択肢が増えることは必要だと思ったし、こういうものはもっと広がっていてほしい。

別に個人輸入しても良いんだけど、翻訳の仕事請け負うので、作ってくれないかなあ…。Osmo Japan さん、よろしくご検討ください。(届けこの思い)

以下追記
・ひとり
・デジタル+アナログの組合せ
・ねらい:思考力/観察力/推理力/再現性/創造力/デジタルに慣れる
・購入時価格:10,800円+手持ちipad
・購入場所:学研ステイフル楽天市場店

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