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ボランティアマネジメントを体感する。耳学だけでなく入ってみて理解する事。 救命救急 ❷

動く事で、誰かに会いに行く事で、様々な事が起きていく事に気づきます。さらに今、社会福祉士の学びで新たな出会いと新たな出来事が起きようとしています。

閑話休題

まず被験者の周囲の安全確認です。車は突っ込んでこないか、周囲に飛散物がないか。確認。そして声かけ、肩を叩きながら

「どうしました?大丈夫ですか?」

呼吸の有無を確認。呼吸ナシ。次に周囲の人確認。2人の人に

「あなたは至急119に電話して救急車を呼んでください!」
「あなたは駅又はコンビニかでAEDを探して来てもらえないですか?」

次に胸骨部分圧迫5cm〜6cm圧迫。手のひらを重ねて、腕を真っ直ぐに体重をかけるぐらいに真っ直ぐ30回。呼吸確認。反応ナシ。

次に人口呼吸に移る。二本指で優しく顎を持ち上げて気道を確保。この時、舌が下がって気道を塞いでいるのを想像して、気道が開くイメージをしながら、

そして渡されたフェイスシートを唇に当てて、大きく自分の呼吸を相手の肺まで届く様に吹き込む、吹き込む二回継続。この時胸が膨らみ又は上がっているかを

確認しながら人口呼吸をしていく。再び胸骨圧迫による心肺蘇生法に戻る。

この繰り返しを続けながら、救急車の到着、又はAEDの到着を待つ。途中疲れてきたら体力のありそうな人を見つけて交代でやるもよし。

とにかく心臓へのマッサージを続け刺激を与え続ける。やがてAED到着。
「ありがとうございます。AEDを使った事はありますか?」

「ありません」

「では私がAEDを使います」

「今私がしている心肺蘇生法を見て代わってあなたがやってください!」

AEDの中身をと取り出す。パッドの粘着シートを外して、表記通りに肩周辺と脇腹あたりに装着。

「これからAEDを使います。皆さん離れてください。心肺蘇生法を一旦止めてください。」

電源オン。AEDの機械の指示に従う。被験者呼吸又は脈拍に反応あり。

ここまで2分52秒。。。。。

とこんな冷静対応して、無事目の前で消えようとしている命を助ける事が出来たら良いのですが、どうでしょうか?

参加者の中には実際に川で溺れた大学生に心肺蘇生法を施した人がいましたが、発見された段階で、すでに3分以上が経過していたそうです。

残念な結果に立ち会ったとの事でした。人の命を助ける、人の命を預かる、人の命に携わる、人の命に関わる。


いずれも本当に容易ではない、大変な責任を担う事です。

これもボランティアマネジメントなんだと2時間半の講習の帰りに考えながら帰りました。

ボランティア活動と一言で言っても、そこにどんな意味まであるのか、およそ考えていませんでした。そして考えさせられました。

次回へつづく


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