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こんにちは、あやめです。寒いですね。そんな寒空の元、我が家の庭にある花壇を囲うブロックを埋める作業を進めてきました。ようやく一周しました。山手線の工事にかこつけて喜んでおります今日この頃。


さて、今回は、この秋に出かけた博物館の話をしようと思います。私の愛読者(…など存在するのか…)の方ならピン!と来ているところでしょうが、残念、今回は妄想ではありません。本当に出かけました。


まずは、十月の末、学校の近くにある永青文庫、というところに、友達(9月9日分の記事?に登場する大親友です。高校時代の唯一の友人で、私がブログ部で使用しているマーク(🖊←こんな感じの)を考案してくれた人です。やあ友人。見てる?)と行ってきました。


きっかけは、書誌学についての授業で、企画展をおすすめされたことなのですが、本校から歩いて数分のところにある、というので気になって。良い機会なので(秋ですし、ゑもう秋ではない?いや、気温がまだ秋みたいでしょう?鑑賞の秋、芸術の秋、うんうん)重い腰をどっこらしょ、としてきたわけでありました。


詳しい話はぜひ皆さんも行っていただきたいのと、私に説明の力がないのとであえてしませんが、ここに公式サイトのURLを貼ることにします。参考になさってください。


其のうえで感想を。


博物館となっている建物はもともと旧細川家の家政所(事務所のこと)だとか、クラシカルな雰囲気漂う洋館と、緑豊か!なお庭が、往来の多い道からちょっと入ったところにあって、なんだか別世界に迷い込んでいるような(ちょっとメルヘンすぎるかしら)感じがあって、偉い人になった気持ちになりました。エッヘン。


その洋館に保管される数多くの資料、企画展は古い絵巻物(『長谷雄草子』というもの)についてでしたが、中にはほかに細川氏(詳しくいえば、16代護立(もりたつ)、17代護貞(もりさだ)によるものだそうです。もらったパンフレットと上に載せた公式のHPを参照しています。)がお集めになったらしい洋書も多くありました。洋書の方は中を見ることができませんでしたが、辞典、シルクロードについての本(と思われるもの、背表紙に大きく「Silk Road」と書いてあった……と記憶しています、書いていて自信がなくなって来た……)、漢籍と思われるものから、英語以外の言語で書かれたものまでありました。私は第二外国語を中国語にしたので、(習った英語も苦手でありますために)西洋の言語には(さらに)疎く、残念ながら何語であったのかすらわかりませんでしたが、かなりの読書家であったのだとわかり、驚きました。勉強家。私も見習いたいが、なかなか……と思ううちに一周してしまったので、それから用事があったので長居もできず、たった1時間程度で帰ってきました。いいな、私も本に埋もれて、本で窒息してしまいたい、と思いホクホクしつつ帰りました。


読書がシュミ、とか言っておきながら、なかなかどうして(、と自分で言えば不本意感がでますでしょうか(笑))、最近読書が出来ずにいます。時間的にも、活力的にも。今は電子で読める時代なのに、もったいないのですが。と、こんなことを大学の図書館で書いているのもおかしな話でしょうか。


さて、お次は、十二月の上旬、上野にある東京国立博物館で開催されていた、「やまと絵――受け継がれる王朝の美――」という企画展を見に行ってきました。詳しい話はぜひ皆さんも…と今回は企画展の期間が過ぎてしまったため言えませんが、やはり私に説明の力がないのでしません(できません、に近いのです)。申し訳程度にやはりここに(トーハクの)公式サイトのURLを貼ることにします。参考になさってください。逃げたな、あやめ。お許しを。



(追記、蛇足。覚え違いでなければ、11月27日の投稿でももこさんが同じ企画展についておっしゃっていましたので、よろしければそちらもご覧ください、というより、私の説明だと不備がたくさんありそうなので、ぜひご覧になってください。無断でまきこんでしまったももこさん、ごめんなさい)。


東京国立博物館、通称トーハク。初めて行きました。私は上野の博物館といいますと、もっぱら科博(国立科学博物館)のほうにばかり行っていましたので、初めての試み、こちらもまた、かの友人(友達いないね、とか言わないでください、わかってますので…)と共に、勇んで参りました。


企画展の期間終了間際に滑り込みで見に行ったからか、あるいは普段からなのか、広い展示室にわんさか!と人が居て、美術品の展示なのか、人間の博覧会なのか、などぼんやり、かつ不謹慎なことを思いつつ、見始めました企画展、本命は国宝・源氏物語絵巻、と思う方が多そうなので、人混み苦手な私は、人の海をかき分けて泳ぐこともできず(水の中も泳げません。蛇足)、チラっと見て逃げました。もったいない。が、むりでした、なにせ人が、人の海を巧みに泳ぐ、世界トップクラスのスイマーの人が、勢揃いの会場でして、トンカチにはとても歯が立たないところでありました、トンカチに歯などありませんね、はは。


話を戻して。私が気に入ったのは、どの絵巻に出てくる人物も、すごく表情豊かに描かれているところでした。私は昔から、細々してぎゅっとした絵が好きで、自分もたくさん描き入れてしまうクセがありますが、絵巻にもそんな細かさを見ることができ、ああ、仲間がいた!という気持ちで、ほくほく、見ました。例えば出兵の前の儀式だと思われる場面を描いたものでは、やる気に満ち溢れ、雄々しい姿で描かれる人もいれば、いかにも「かったり~笑笑」と言っていそうな、やる気のない様子で甲冑を着込む、男子高校生のような?ノリの人もいました。たくさんの人が別個体としてかきわけされているのに感動しました。


つたない感想はこのくらいにします。みなさまもぜひ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。え、写真?また撮り忘れたんですよ。