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#AFAAから始めよう!特別編 AFAA認定はキャリアアップの原動力1 Angie Miller

Angie Miller(アンジー ミラー)
 NASM マスターインストラクター、AFAA メンター・ビデオエデュケーター、メンタルヘルスセラピスト、Angie Miller Fitnessオーナー。NASM CPT, PES, CES, WLS, SFS; AFAA GFI取得。

(APEX ASIA 2021講演より 通訳:長谷山留美)

 こんにちは。アンジー・ミラーです。今日はAFAAのGFI(日本ではIGFI)認定を取得したことが、どのようにしてその後の私のキャリアの積み重ねにつながっていったのか、お話したいと思います

1 フィットネスそしてAFAAとの出会い

 アメリカでフィットネスが始まったのは1950年代頃ですが、当時はそれほどポピュラーではありませんでした。ところが60年代から70年代にかけて、エアロビクスエクササイズが爆発的な人気を得て、フィットネスは急速に広がっていきました。

 AFAAが設立されたのは1983年(当時はAEROBICS and FITNESS ASSOCIATION of AMERICA)。同じ年にAFAAは世界で初めて、安全でそして効果的なグループエクササイズを広めていくためのスタンダードガイドライン(Basic Exercise Standards and Guidelines)を定め、1985年にはテキストブックとして発売されました。

 私がフィットネスの世界に足を踏み入れたのは、大学に入った時でした。運動しようと思ってジムに通い始めたものの、マシンの使い方や運動の仕方が全く分からない。グループエクササイズから始めようか、ということでクラスに参加したのが最初です。

 クラスに入った時「こんにちは」などの会話から始まったので、「グループフィットネスって誰かとつながっているんだ」というのが最初の印象でした。フィットネスは教育や競技やスポーツとは違って、自分の健康のために楽しみながらするエクササイズ、というかたちで自分の中に入ってきました。

 通っているうちにインストラクターの人から「あなたも教えればいいのに」と誘われたのがAFAAの認定を得るきっかけになりました。1人のグループエクササイズ参加者として、フィットネスが好きで、人とのつながりを感じて、体の使い方も分かるようになって、何よりもそれらを人に伝えることがとても大事ということが分かったからです。

 体の使い方を知ることの大切さ。そして、それを人に伝えることの大切さ。体が安定すれば精神的面も安定していきます。体の安定とともに自分の気持ちも高まって、状態が良くなっていきます。どうすればその変化が現れるのか、人に伝えることの大切さを知りました。

 私は2008年に認定を取り、その後、インストラクターを育てる仕事にも携わるようになりました。人にしっかりと伝えることができれば、伝えられた人も自信をもって身体を動かしていくことができる。そのつながりが分かるようになりました。

 AFAAは私に、グループフィットネスインストラクターとしての学びだけではなくて、ヨガのインストラクターとしての学び、またパーソナルトレーナーとしての学びも与えてくれました。そしてその学びによって、人々に伝えることができ、伝えた人たちの身体的な変化はもちろん、精神的な変化までも目の当たりにすることができました。

 私は元々、メンタルヘルスについて学んでいました。AFAAは、フィットネスと自分が学んでいたメンタルヘルスをつなげるベースを作ってくれました。認定を受け、自分が学んだことをさらにさらに高めていくにつれて、人々が変わっていくのが分かり、自分自身も学びとともにキャリアアップさせたことが、人々に受け入れられました。そのおかげで大学の講師としての仕事も得ることができました。(続)

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