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初めてフィットネスクラスを教える時のヒント

アマンダ・フォーゲル,MA

 初めてのクラスを教える時の気持ちは、よくて緊張、最悪で恐怖といった具合ではないでしょうか。初めての形式であっても、新しい場所でのクラスでも、文字通り初めてグループに教える場合でも、生徒からインストラクターとしてデビューする時や活動の幅が広がる時に神経が過敏になるのは普通のことです。

 多くのインストラクターがある時点でこのように感じていることを心に留めておいてください。それは至極当然のことなのです。初めてのフィットネスクラスを教える際に楽しくスムーズに指導できるように、ここでお伝えするヒントをぜひ適用してください。

1 クラスの前に
◎入念な準備

 クラスに関する“全て”を準備します。指導する内容が中途半端な状態でクラスに臨むと、思わぬことが起こった時にパニックになり、準備をしていなかったように見えます。特に新しいインストラクターは、事前にクラスの全体的な計画を書いておくと非常に役立つでしょう。

 このクラスの計画を書いたものを「チートシート(カンペ)」としてスタジオに置いておくことも可能ですが、指導中、頻繁に確認することは避けましょう。クラスの流れを崩さずに進めるためには、クラスの5~15分のセクションごとに記憶すると良いでしょう(例 開始~10分:ウォームアップ、10分~20分:ブロック1の振り付け、20分~25分:スクワットとショルダーシーケンスなど)。 「チートシート」は安心のためのバックアップとしてクラスに持ち込み、必要な場合にのみ参照するようにしましょう。

◎とにかく練習、練習、練習

 神経を落ち着かせるための最良の方法の1つは、指導する内容を繰り返し練習することです。自宅のリビング(可能であれば、指導するスタジオ)で各エクササイズを物理的に練習するのです。

 自分が最も快適に指導できる エクササイズとシークエンス を選択します。そしてすべてのキューイングを実際に口に出して練習します。動きやキューイングを自然に行えるようになると、神経を鎮め、自信を高めるのに非常に役立ちます。

◎ポジティブなことを想像する

 実際のクラスを行うまで、毎日数分間、素晴らしいトレーニングを指導する自分をイメージしてみましょう。皆の前に立ち微笑み、リラックスしてクラス全体をコントロールしているように見える自分を想像してみてください。クラス後はフレンドリーな生徒たちが、トレーニングが楽しかったとあなたに伝える様子を想像してみてください。

2 指導中
◎スタートが肝心

 人は不安だったり緊張したりしている時は、頭が下がり、ただ動きを追うだけでクラスが終わってしまいがちです。それは参加者やあなたにとって最高の体験とはならないでしょう。

 特にウォームアップの最初の数分間は、参加者とアイコンタクトを取り、教えるときはエネルギーを発散することを忘れないでください。これは、インストラクターとしての第一印象です。笑顔でリラックスして、グループフィットネスの楽しさを伝えましょう。参加者に歓迎されていると感じさせることに集中することが、あなた自身の緊張を和らげるのに役立つでしょう。

◎“完璧さ”を忘れる

 クラスは決して完璧である必要はない、ということを忘れないでください。その必要は全くないのです。ビートを外したり、シークエンスを忘れたり、キューを見逃したりするなど、いくつかのミスがあっても、それは大きな問題ではありません。 経験豊富なインストラクターでさえミスは起こるものです。

 クラスの1分1秒を完璧にこなさなければと自分にプレッシャーをかけることは避けてください。最も重要なことは、 クラスが全体的に安全で効果的で楽しく行われることです。

3 クラス後
◎次回への生かし方

 あなたが達成したことをしっかり認識しましょう—最初のクラス終えた直後、今回のクラスでは何がうまくいったか、そして次回のために何を調整すべきか、熟考することに数分間費やしましょう。また、あなたが特に自信を持ったものは何でしょうか?フィットネスを指導するということは、経験を積み、スキルを磨くことです。

 フィットネスクラスを指導することができるあなたの能力は、人々がさらなる健康とフィットネスに対してのやる気を高める機会を生み出します。上のヒントを活用し、この素晴らしいインストラクターとしての取り組みに焦点を当て、素晴らしいフィットネスクラスの指導に役立ててください。

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