要約は窮地を救う! キャリアコンサルタント試験面接対策
面接試験で困ることは何でしょう?
あがってしまったら、頭の中が真っ白になってしまったら、などあると思いますが、クライエントが黙ってしまったら・・・。
覚えておくといい対処法があります。
要約です。
【困ったら要約してみる】
困った場面で活用できる要約ですが、最大のピンチを救ってくれるのが、クライエントが黙ってしまった時です。
「沈黙」です。
クライエントが沈黙して何も話さなくなってしまったら焦りますよね。
何か話さないとと、慌てて質問なんかしてはいけません。
沈黙にも意味がありますから、まずはどうしてクライエントは黙ってしまったのかを理解しなくてはなりません。
【沈黙の理由】
クライエントが内省している。
クライエントが考えている場合は、しばらく待ちましょう。
その時は、優しく見守る姿勢が必要です。
「大丈夫ですよ」と、軽く頷く感じでしょうか。
声に出して伝えてもいいです。
クライエントを見守っても沈黙が続く場合はどうしたらいいでしょうか。
【対処法1】
「ゆっくりお考えください」
そう言って、クライエントに優しく声をかけてみてください。
そう声をかけられるとクライエントは安心します。
「ありがとうございます。」と返ってきたり、言葉はなくても、表情で好意が伝わってくるでしょう。
ここではもうしばらく待ちましょう。
大概はこの場面の後、クライエントから考えていたこと、感じたことなどが話されると思います。
沈黙の後のクライエントの話ですから、よく聴いて、返していきましょう。
内省後のクライエントの話は長くなる場合もあります。
その場合は要約してください。
クライエントの感情のことばは逃さず伝えてください。
さて、優しく声をかけても沈黙が更に続くときはどうすればいいでしょうか。
【対処法2】
沈黙直前までのクライエントの話を要約してみてください。
クライエントは自分が話したことをあらためてコンサルタントから聞くことで、沈黙して考えたことを整理することができるでしょう。
【要約のポイント】
・ゆっくり
・クライエントの様子を見ながら
要約にはクライエントの気持ち、感情が現れたことばやキーワードをクライエントが使った同じことばで盛り込んでみてください。
そして、クライエントの目をよく見て話してください。
あなたの話すことに間違いがなければ、頷いたり、表情が変わったりすることがよくわかるはずです。
コンサルタントが要約をすると、クライエントからは何らかの反応があります。
要約を修正されれば、間違った箇所を修正して伝え返せば結構です。
コンサルタントの要約に修正がなければ、要約を受けてクライエントは話し始めます。
更にクライエントが沈黙したらどうしようと思う方もいらっしゃるかと思いますが、要約をすれば大概は次の展開になります。
それでも心配な方は、その時のあなたの気持ちを伝えてはどうでしょうか。
【沈黙が更に続く場合】
私でしたらこんな感じでしょうか。
「ずっと沈黙されているあなたに私ができることは何かありませんか?」など。
沈黙に有効な要約ですが、他にも窮地を救ってくれる万能スキルです。
話が噛み合わない時などにも要約は効果的です。
要約是非マスターしてください。
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