解剖学を好きになってください! 第22回
2020年10月28日 第22回
水曜日に解剖学を担当する渡辺です。
今日は膀胱についての問題です。
前回の腎臓に続き、泌尿器の問題です。
膀胱は尿路の経過中にある嚢状の筋性中空臓器で、左右の尿管からの尿を受けて貯留します。形状、大きさ、壁の厚さは中の尿容量によって著しく変化します。空の時は完全に収縮し径約3㎝ほどの球形に、中程度に満たされると上方が尖った卵形を呈し、最も拡張すると上端部の広い球形を呈します。通常の容量は350~400ml程、最大で約800mlとされています。女性は男性に比して小さい傾向があります。しかし、内容量は個人差がかなりあります。
https://www.city.sapporo.jp/shimin/pirka-kotan/jp/kogei/kuy-oy/index.html
写真は、鹿の膀胱から作った水筒だそうです。
昔は動物の膀胱を処理し、水筒の代わりにもしたそうです。水を貯留する防水機構が備わる膀胱のなせるわざですね。
それでは、問題の解答&解説です。
27回 問題49.膀胱三角で誤っているのはどれか。
1.射精管が開口する。
2.尿管が開口する。
3.内尿道口がある。
4.粘膜表面は平滑である。
解答&解説の詳細は以下になります。
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