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血は嘘をつかない

車を何年か使って急に見たことのないLEDが点滅したらもう焦りますね。
マニュアルを出して自分でなんとかしようとしても、結局車を爆発させないためにプロに連絡をすることを選ぶ。あぁ・・楽しそうな旅行が待っていたのに、予定を急にキャンセルせざるを得ない。でももう遅い、仕方ない。

実は人間の体は車みたいに、走り続けています。コンビニみたいに24時間営業で、休憩なく働いています。身体には点滅するLEDなどないです。自分の体は元気かどうかは自分の気持ちで判断していることが多いけど、どこまで正確なのか。このままの走り方で、どこまで走れるのか。その走り方は危険なのかも分からない。

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そこで健康診断が登場

健康診断で毎年1-2回、注射を恐れながら血液検査をしていると思います。
数日後、遅い時は数週間後に、結果がやっと家に届きます。わくわく!
最近の飲み会の数や食べた唐揚げを反省しながら、結果が入っている封筒を開ける:異常ありません

「よかった!やっぱり、俺は健康だぞ!」

自分が何か分かっているかのように、次々に並んでいる数値を読んで「なるほど、なるほど」と肯く。宇宙語にしか見えないけど、「まぁ目立った問題がないと言われたし、いいか。飲み会はその程度で全然大丈夫なのか!俺強いなぁ。親父のDNAが効いてる!ふふ」と安心する。
封筒に入れてどこかの棚に閉める。一応健康データだから、捨てづらいね。いつか、役に立つかも?

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でも、本当に問題はないのか

この結果から得られた情報は「異常ありません」しかないですが、実は必ずしも「異常ありません」=「健康的」とは限らない。

「異常ありません」=「このままでも、まだ数百キロは走れるだろう。少なくとも次のチェックまではオッケ。」

病院によって:
「異常ありません」=「治療はいらないので病院にとってお金にならない。」

その血液検査の結果には、実は「大丈夫」意外な情報が山ほどあります。
頭頂から足指まで常に回り続けているあの赤色の液体に実はすべての答えが入っています。血はデータです、あなた自身のデータ。
そして、データは嘘をつきません。

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人間の身体は複雑なもの

それぞれ違うDNAを持ち、違う環境で育ち、違うものを食べています。
そのため、「理想な数値」は人によって違います。
また、株価のグラフのように状態が変化しています。
株価のチャートを見たら、これから上がりそうなのか、下がりそうなのかの分析ができるのは、データがたくさんあるからです。
例えば先日の午前5時半の株価しか見せなかったら、世界一のトレーダーでも何も予測できません。
要は身体の傾向を予測するために、血のデータを定期的に取得し、比較する必要があります。

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その分野は予防医療といいます。

病気になったら、死にたくないし苦しみたくもないので仕方なく病院に行きますね。それが第一のプライオリティーになり、予定していたことを全て休止しないといけない。そして、お金がたくさんかかっても仕方なく支払います。自分が悪いと思い込んでしまい、大変でも頭を下げながら病院に行きます。問題が起きてから治すのは、自分の健康だけではなく自分の財布も痛みます。

予防をするためにも、お金がかかります。
検査をしたり、プロからアドバイスをもらったり、サプリやヘルシーな食材を買ったりするのはもちろんお金がかかります。
ただし、長期的に考えれば予防医療には大きな意味があります。
・心理的・身体的の最高の自分での生活が目指せる
・大きな治療の感情的・経済的なストレスを防ぐことができる

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最後に

医療崩壊を防ぎながらみんなの生活を楽にするために、予防医療は日本の高齢化とともに重要になってくると考えられます。予防をするためには、血のデータの理解を深める必要も出てきます。まだ若い人でも、少しでも興味を持った方が良い気がします。早い段階からアクションをとった方が長期的なアウトプットが大きいからです。

まだ知らないことばかりでこれからそれについてさらに勉強をして、またアウトプットしたいと思いますので興味がある方はよろしくお願いします!

PS:英語ですが、この本は非常に勉強になったのでお勧めします。

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