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#22 阿部 楓子の花が咲くまでの道(中国第2代表 吉備国際大学 4年)

① カコ


私は小学校1年生の頃に兄の影響を受けてサッカーを始めました。
小学校6年生まで地元の少年団チームで、周りの男の子と共にサッカーを楽しんでいました。
小学校5年生からは少年団チームにも行きながら、女子チームにも入りました。
中学校では女子クラブチームに入団し、練習をするにつれて更にサッカーが好きになりました。

中学校を卒業し、鳴門渦潮高校に進学しました。
高校3年間では、サッカーを通じて仲間との協調性や努力をし続けることの大切さ等、多くのことを学びました。

3年生の総体の予選では四国大会の決勝で敗れ、全国大会に出場することができませんでした。
負けた日から数日間はなかなか前を向けず、気持ちが落ちていてボールを蹴ることすらできませんでした。

いつまでも下を向いていては何も変わらないので、
冬の選手権こそは四国大会で優勝して日本一を取るために気持ちを切り替え、毎日の練習に全力で取り組みました
結果、冬の選手権では四国大会優勝、そして日本一は叶いませんでしたが、全国ベスト8という結果で終わることができました。
継続して自分たちの課題に取り組んできたからこその結果だと思うので、努力し続けることは大切なのだと改めて感じた年でした。

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② スイッチ


高校を卒業し、なでしこリーグの舞台でサッカーがしたいと思い、吉備国際大学に進学しました。

小、中、高では、試合に出れることが多かったため、大学に入りなかなか試合に出られず、悔しい思いをしていました。
1年の冬、インカレのメンバーから外れた自分一人に対してスタッフの方が3人体制で指導してくださった日がありました。メンバーから外れたことに対して、すごく不満で、すごく落ち込んでいました。

なぜメンバーに入れなかったのか監督と話す機会があり、
自分自身の短所である感情がプレーや態度に出てしまうことが原因だと知りました。
なんでそれが原因でメンバーを外されないといけないんだと毎日不満で仕方がありませんでした。

だからこそ、この悔しさをきっかけに自分自身変わってやろうと強く思いました。
自分の感情を抑え協調性を持つことによって、雰囲気だけではなく、自分自身のプレーもどんどん良くなっていった実感がありました。

インカレのメンバーから外れるということがなかったら、自分が感情を露わにしてチームに悪い影響を与えていたかもしれないと思うと、あの時メンバーから外れて自分自身を変えようと思えたきっかけがあって良かったと思います。

③ ミライ


私たち吉備国際大学は、一昨年、昨年と連続で帝京平成大学に敗れています。
今年も一回戦を勝ち抜くと帝京平成大学と戦えるチャンスがあります。

過去の雪辱を果たすため、そして私たちの目標であるベスト4を達成するために、
全員が吉備国際大学らしいひたむきなプレーをしていきたいと思います。
そして私は自分らしいアグレッシブなプレーでチームの勝利に貢献したいです。

また私は今年度で大学を卒業し、新たなステージでサッカーに挑戦しようと考えています。
まだ進路は決まっていませんが、
どこに行っても自分らしいプレーを忘れずにアグレッシブさ全開でサッカーを楽しんでいきたいです。

サッカーを始めてから今まで、たくさんのことを犠牲にしながらサッカーを続けてきました。
だからこそ、自分が納得のいくまでこれからもサッカーにたくさん時間をかけて、まだまだ成長していきたいと思います。
高い壁にぶつかる時もあると思いますが、そんな時こそ初心に戻り、誰よりもサッカーを楽しんでいきたいです。


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