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#6 加藤 更紗の花が咲くまでの道(東北第2代表 仙台大学 4年)

①カコ


私は、大きな怪我を三度経験しました。
高校3年生の時に、初めて前十字靭帯損傷を経験しました。
手術をするのは初めてだったので不安と恐怖がありました。

手術後、リハビリをするにあたって、力が入らなかったり、膝の曲げ伸ばしが出来なかったり、苦労の連続でした。
ボールを蹴り始めたり、走れるようになった時は感動しました。
復帰試合で点を決めれた時は、今までのリハビリを乗り越えてこれて良かったと思いました。

ですが、復帰出来たのも約1ヶ月ほどで、また前十字靭帯を損傷してしまいました。リハビリの流れは1回目の時と同じ感じだったので、辛い日々が始まると思いました。1回目よりも筋力の戻りが遅く、時折膝が痛むことがありました。
みんながサッカーをしている所を見る度に、自分が出来ない事が悔しくて、サッカーが嫌いになり、離れたくなることが多々ありました。

それを乗り越えて2度目の復帰を出来ましたが、また1ヶ月ほどで前十字靭帯を損傷しました。今までと違ったのは、気持ちの持ち方でした。リハビリはしんどい事も多くありましたが、仲間や指導者に支えられ乗り越えることが出来ました。そのお陰で、今はサッカーを楽しくできています

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②スイッチ

私が変わるきっかけとなったのは、3度目の怪我をした時です。
みんなの前では、涙を流す姿を見せたくなくて、練習の時には笑顔で練習していました。
本当は悔しくて、辛くて練習に行きたくない時も何度もありました。

そんな時、新型コロナウイルスの影響で練習が出来なくなって、オンラインでのトレーニングが増えました。走ったり、ボールを蹴ったりするトレーニングが出来ないのは嫌だったけど、1人の時間が増えて心を落ち着かせる時間が出来たのは良かったです。
たまに自主練として公園でボールを蹴ってくれる仲間がいて、悩みを聞いてくれたりしました。それだけでも自分の気持ちが楽になって、早く復帰したいと思わせてくれました。

ピッチで待ってる

仲間がそう言ってくれて、辛いリハビリも乗り越えることが出来ました。自粛期間中に、栄養面でも今まで食べたりしなかったものを食べたり、作ったりしてくれる仲間もいたので、トレーニングが出来なくても、身体を作ることか出来ました。私は大学サッカーの仲間に出会えなければ、サッカーを続けれていないと思います。そんな仲間たちが私を変えてくれたと思います。

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③ミライ

私は、小学3年生からサッカーをしていますが、今まで続けてきて、結果に満足した事は1度もありません
それを叶えるべく、大学でもサッカーを続けています。

インカレの全国という舞台は、誰でも立てる訳では無いし、特別な大会であると思います。
①でも書いたように、私は大学サッカーの半分以上は怪我をしていてサッカーが出来ませんでした。
なので、インカレの試合に出ることも出来ませんでした。

最初で最後となるインカレで、結果を残せるように、私の強みであるシュートに磨きをかけて、全国の舞台で発揮できるように頑張りたいと思います。
今年はチームの人数も多く、学年関係なく仲良しで、個性が豊かなチームになったと思います。「闘魂」というチームスローガンを胸に、日々全員で鼓舞し合っています。
嬉しい時は共に笑い、悔しい時は共に励まし合い、この1年やってきました。

インカレでは、毎年1回戦の壁を突破することが出来ずにいます。
今年こそは、その壁を破り、ベスト4以上を目指して試合を重ねていきたいと思います。


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