「マスクさえ着けていれば大丈夫」ということにしてしまえる日本人の精神性
日本人の精神性には、他国文化に類を見ない、特別な処理能力があって、「何かを無いことにする」と決めると「本当に無いことにできてしまう」のです。
すごいことだと思います。
解りやすい例が、歌舞伎や文楽などの古典芸能で活躍する『黒子』の存在。はっきり見えているのに見えないことにしています。
それから、『障子や襖』一枚のみならず、『屏風や衝立』で仕切られているだけで、彼我の世界を分離して、「たとえ空間は連続していても、そこに他者を認識しない=存在しない」ことにできる感覚。
日本人は、マスク着用に科学的意味を求めません。マスクに必要なのは超自然的意味でしょう。あたかも、社寺で授かるお守りのような。
日本人の感覚として、マスクさえ着けていれば、毎朝の通勤電車の超過密な混雑の中でも、新型コロナウイルスの感染は全く起こらないことにできるのです。
(事実、これまで、満員通勤電車での集団感染発生って、一件も報じられておりませんよね?)
すごいことだと思います。