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平和を愛する日本人の心奥にあるもう一つの精神(白頭狸先生著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』を読む・番外)

前回に続きお知らせですが、youtubeの華頂宮チャンネルにおきまして、はやくも白頭狸先生と華頂宮博一様の対談の第2弾が公開されております。

隠し尽くしたら消える。DNAが覚えているプログラム 落合莞爾氏×華頂博一 - YouTube

世界最古の伝統を持つ日本皇統が、これまで秘匿してきた國體秘事の伝授を元に、ワンワールド國體の歴史を明らかにして来られたのが白頭狸先生の「國體史観」となります。

なぜ、この時期にこれまで秘匿されて来た秘事が開示されたのかと言えば、一つは世に蔓延る偽史の黒雲を薙ぎ払う「歴史の禊祓」をおこなう必要があるからですが、もう一つは秘事を開示する時期が到来したからと言うこともできるかと存じます。

宇宙物理学および地球生物学によれば、宇宙が誕生してから138億年、地球が誕生してから46億年、およそ44億年前に原始の海が誕生し、そこから生命が誕生してから35億年、そして5億4000万年前の「カンブリア爆発(生命種の爆発的増加)」を経て、その宇宙生命の歴史の末端に今を生きる私たちが存在しております。

歴史の流れ、時代の変化と言うものが人為的に作られているものであれば、人為によってその流れを堰き止めることはできるかも知れませんが、歴史の流れ、時代の変化というものが自然の法則という宇宙生命の黄金螺旋の如きエネルギー運動によって起きているものである以上、その巨きな流れに抗う術はなく、その流れと変化に身を委ねる他ありません。

そして、私たちは奇縁なことに、宇宙生命の歴史の流れが大きく変わるそのちょうど節目に遭遇していることになります。この時代の変化のタイムスパンを数百年単位と取るか、数千年単位と取るか、数万年単位と取るか、あるいはそれ以上の長大な時間尺度とするのかは、各人の時間感覚によって異なってくるかと思いますが、いずれにしても時代原理が変化する転換期に相まみえていることに違いはございません。

この時代の変化を、お金中心の世界原理から心中心の世界原理に変わると申し上げておりますが、この転換期において中心的な役割を果たすのが日本人であると考えております。

日本列島は、地球の表面積の0.07%、世界の陸地面積の0.25%ほどの小さな島国ですが、その一方で世界の火山地震活動に占める日本列島の火山地震活動の割合は10~20%であり、世界でも有数の火山地震地域として知られています。

火山地震活動に代表される地殻運動が、地球のごくごく一隅を占める日本列島に集中しているということは、それだけ厖大なエネルギーが凝集しているということになりますが、その列島の住人たる日本人は、平和を愛する柔和なる国民性を有しており、列島の地中深くで漲る強大なエネルギーとは一見するとその性情が反しているかのように見えます。

ですがエネルギーが大きいということは、それだけ質量も大きいということであり、いわば巨大な鉄球のようなもので、動き出すまでには時間が掛かりますが、一度動き始めたらその動きを止めることは容易ではなくなります。日本人の温順柔和なる性情はまさしくこの謂で、容易に動くことはありませんが、その心奥にマグマの如き巨大な熱塊、熱き意志力を秘めているのです。

神武東征の久米歌にある如く「撃ちてし止まん(敵を打ち破るまで戦いを止めない)」の不惜身命の精神力を有しているのが日本人ですが、人が持つ闘争本能を精錬し正義のために振るうのが「武」の本領であることを心得ているのがヒノモト以来の日本の伝統精神です。

旧時代の世界原理から新時代の世界原理への移行がソフトランディングとなるか、ハードランディングとなるかは旧時代の抵抗の強弱によりますが、その抵抗が甚だしければ、柔和なる日本人の心奥にあるもう一つの精神、すなわち破邪顕正の武人精神が示現することとなりましょう。

なおヒノモトとは、日本古代において大陸騎馬勢力の襲来に備えて縄文日本人より選抜されて、ウバイド=スキタイ騎馬民に軍事訓練を施された戦闘集団で、その詳細は白頭狸先生著『三種の蝦夷の正体と源平藤橘の真実』に解説がございます。興味のある方はご一読ください。

(白頭狸先生のnote記事より転載)


頓首謹言



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