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日本人が虫の音をメロディとして聴けなくなった時、世界は滅びる(白頭狸先生著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』を読む番外)

最近視聴したyoutube動画で、とても感動したのがペンキ画家SHOGENさんのyoutube動画でした。

SHOGENさんは2014年28歳のとき、たまたま雑貨屋さんで見つけた「ディンガティンガ」というアーティストのペンギ画に魂が震えるほどの感動を受けて、単身アフリカのタンザニアに画家修業の旅に出ました。

はじめはティンガティンガ村で画家修業を志していたそうですが、ティンガティンガ村に着いて数日後、とあるアフリカ人男性(のちに絵のお師匠さまになる)に声を掛けられ、「ティンガティンガ村は受講料が高いから、画家修業をするなら、うちの村に来ないか」と誘われ、その村で画家修業をはじめることにします。

その村の名まえは「ブンジュ村」と言って、200人ほどが暮らす小さな村でしたが、村人の一人ひとりがほんとうに明るく幸せそうで、大人から子ども、赤ちゃんからお年寄りまでがひとつの家族のように寄り添って暮らしている心豊かな村であったそうです。

こんな素敵な村があるのかと感銘を受けていたSHOGENさんですが、そこで村の村長から驚きの言葉を告げられます。それは「この村の先輩は日本人である」ということ。

村長いわく、村長の家は代々ご祈祷や神事をおこなうシャーマンの家系で、夢のなかで日本人から自然との向き合い方、人間との付き合い方、心のあり方について教えを受けていたとのこと。

不思議に思ったSHOGENさんは夢の中に出てくる日本人の特徴を村長さんに尋ねます。すると村長さんは、その日本人は竪穴式住居に住み、1万5000年ものあいだ、争いごとをせずに暮らしていて、女性を形象(かたど)った土器を作っていたとのこと。
その話を聞いてSHOGENさんは夢の中に出てきた日本人は「縄文日本人」でないかと思い至ります。

そして日本人が世界で自然に感謝する心をいちばん良く知っていた人たちであり、それがゆえに自然にもっとも愛されてきた人たちであることを教わります。
「だから」と村長さんは言います。

「幸せとは何か。本当に大切なことは何か。
それがすでに日本人にはわかっているんだよ」

その一つの証が「虫の音をメロディとして聴くことができる」ということです。
私たちは虫の鳴き声を心地よく聞くことができますが(とはいえ蝉の鳴き声はすさまじい時がありますが、それでも「鳴き声」として認識することができます)、それは当たり前のことではなくて日本人に備わった特殊な能力、自然から与えられたかけがえのない素敵な能力であると言うのです。

ご存じの方も多いかと思いますが、虫の音をメロディとして聴くことができるのは日本人とポリネシアの海洋民だけで、それ以外の人たちは虫の音を雑音・騒音としてしか聞くことができません。
その原因を脳科学の分野で調べた学者さんがいて、日本人やポリネシアの人々は虫の音を言語を司る左脳で認識しているのに対して、その他の国の人々は雑音として感知する右脳で認識しているとのことです。

どうしてそのような違いが生まれるのかと言えば、それは「日本語」を聞いて育ったかどうかにあるとのことです。ですので国籍や人種は関係なく、たとえばアメリカ生まれの人でも「日本語」を聞いて育つと虫の音をメロディとして認識できるようになり、反対に日本生まれの人でも「日本語」を聞いて育っていない(たとえば英語圏で育った場合)と虫の音は雑音として聞こえるようになるそうです。

日本人の価値観を守って暮らしているブンジュ村の人々にも虫の音はまるで工事現場の騒音、機械音のようにしか聞こえず、虫の音が聞こえると耳をふさいでしまうそうです。

そして、タイトルの言葉に戻ります。
村長さんは断言します。

「日本人が虫の音をメロディとして聴けなくなった時、世界は滅びる」

だから日本人に目覚めて欲しいのだと。
日本人の血の中に流れる素敵な記憶を思いだして欲しいのだと。
話が長くなりました。
興味がある方は是非いちどSHOGENさんのyoutube動画を視聴していただきたいと思います。

(白頭狸先生のnoteより転載)

頓首謹言

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