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中国越境EC・中国事業担当者は「◯◯」を知らないとヤバい!!

みなさん、こんにちは。中国越境EC・インバウンド専門 JUTOU株式会社の辻です。
日本企業の中国インバウンド、越境EC、現地展開のサポートをしています。

ブログ時間があいてしまいました。
セミナーやら、中国の618セールの準備やらでバタバタしておりました。
反省です。

今回は『中国越境EC・中国事業担当者は「◯◯」を知らないとヤバい!!』というテーマでお話したいと思います。

◯◯とはなにか?
引っ張る必要もないので、先に結論を言います。

『自分たちが勝負している商品ジャンルの「お買い得価格帯」』です。

ちょうど1年ほど前に「価格」についての話を書きましたが、


やはり最近特に大事だなあ~と感じることが多くなっているので、具体的な数字と出しながら改めてお話しておきたいと思います。

1年前の記事を見返すと、

これまでは空前の日本製品ブームだったので、波にさえ乗ってしまえば「価格」を気にせずに買ってもらえたのですが、2018年下半期くらいからある程度このブームも落ち着いてきて、これまで調子よかったメーカー、ブランドも頭打ちになったり、下降気味になってきたりしています。今後ますます勝ち負けがはっきりするでしょう。

とまさに今の状況を言い当てていて、我ながらなかなかいい線いってるなと惚れ惚れしてしまいました(笑)

当たり前な話ですが、世界中どこの国でもその商品ジャンルにおける相場、お買い得価格というのは存在します。
基本的にその価格帯で勝負すると、競争も激しいですが、差別化がある程度できればマーケットが大きいので売れやすいことも確かです。

このお買い得価格帯が中国の場合はめまぐるしく変わっているので、気をつけたほうがいいよ!ということをお伝えしたいのです。

例をあげましょう。

以下は、淘宝内のフェイスマスク及び乳液・フェイスクリームジャンルにおける2020年4月と前年月の売れ筋商品の平均価格帯になります。
※内容量等はそれぞれ商品ごとに異なります。あくまで1商品カゴの価格です。

■淘宝taobao内ジャンル別売れ筋商品平均価格帯 (JUTOU調べ)

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フェイスマスクのカテゴリは特に競争が激しいため、TOP10の商品では1年間で30%以上価格が下がっています。
これだけ短期間でお買い得価格帯が変わっていくとだいぶ売り方も結構変わってくるはずですが、日系ブランドは基本的に日本国内での販売価格との兼ね合いもあって、中国展開直後から基本的に売価を変えることができません。
したがって、今まで売れていたのにずるずる売上が落ちている企業さんはお買い得価格帯とだいぶ乖離し始めてることが多いです。(他の要因もありますが・・)


お買い得価格帯より高くても売れてる商品というのは、
①ブランド認知度がある
②他社製品では代替不可レベルの圧倒的商品力
③赤字覚悟でプロモーションにお金突っ込みまくってる

上記のどれかにあてはまるものが多いです。
上記にあてはまらない商品については、基本的にお買い得価格帯で勝負したほうが売れやすいので、ぜひご自身が勝負されてる商品ジャンルの売れ筋価格帯をチェックしてください。
例のように、お買い得価格帯がどんどん変わっていたりするので、定期的なチェックをすることをおすすめします。

これから新たに中国向けに事業展開を考えられている方にも同じことが言えます。
展開予定の商品ジャンルのお買い得を押さえたうえで、どう売るかを考えないと本当に痛い目にあいます。

普段色々な企業さまとお話をさせていただいてる中で、プロモーションチャネルや手法、KOLがどうだとか、枝葉に目がいきがちの会社さんが多いですが、商品がマーケットに合っていなければいくらプロモーションをしても「砂漠に水をまく状態」、または「初速のみ良くてあとしぼんでいく」パターンです。

ブランドがあるにこしたことはないのですが、一朝一夕でどうなるものではないので、「商品」にフォーカスいただきたいです。

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本日はここまでです!
ご質問などありましたら、遠慮なくご連絡ください。

ありがとうございました。
是非色々な方に見ていただきたいので、拡散してください(笑)
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