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縁(ゆかり)があると応援しやすい?共通項がある人への時価投資を考える

【サマリー】

・共通項があることで得られる効果_米国企業SoFiからの学び
・沖縄人である私は、沖縄人を応援したがる
・ふるさと副業は、都市部⇒地方の業務提供がメイン。ただ、バックオフィスの人材であれば、地方⇒都市部の業務提供が可能。
・地元にいる人は、都市部で頑張っている同郷の人の方が時間投資しやすい?!
・スタートアップ企業が大きくなって得られるゲインを、地方に還元できる?!

【米国企業SoFiの紹介文章】

 この書籍を読んでいたら、SoFi(ソーファイ)という会社の紹介文章が目に留まりました。

 SoFiは教育ローンを必要とする学生を借り手としたソーシャルレンディングサービスを提供している会社です。この会社の紹介文章の中で、以下の部分が印象に残りました。

 ソーシャルレンディングはお金を借りたい日とお金を貸したい人をマッチングさせるサービスだが、借り手・貸し手はそれぞれ見知らぬ相手同士であることが通常だ。SoFiでは、借り手と貸し手に同門出身という共通項を持たせることでお互いの信用性を高め、借り手からは低金利での融資を、貸し手からは返済の確実性を引き出すことに成功した。

 なお、SoFiは同門出身というところで、アメリカの中でも特に名門校の学生に対象を絞っているということは念のため付け加えておきます。

【沖縄人である私は、沖縄人を応援したがる】

 ​ 上述のSoFiの記事を見て、共通項があると信用性高まるというのは確かにあるなあというところから、出身地と項目が頭に浮かびました。
 他の都道府県の方はどうなのか分からないですが、少なくとも沖縄出身である私は、沖縄人を応援したくなります。東京や台湾で沖縄県出身者に会ったら「おお!」ってなってましたし、スタートアップ企業の起業家が沖縄っぽい苗字だったりするとついつい「この人、沖縄の人かな?」って調べたりします。さらには、記事を見て気になったベンチャー企業で働く沖縄人にDM送って会いに行ったりしたこともありました(怪しまずに会ってくれた方、本当にありがとうございました・・・)。

【ふるさと副業なるものがあるが、、、】

最近知ったのですが、「ふるさと副業」というものがあるとのこと。検索してみると、いろいろな記事やサイトが出てきました。

現状「ふるさと副業」は、都市部にいる人材が地方の業務を行うということが前提になっています。
ただ、バックオフィス業務については、基本的にやるべきことは日本全国同じなので、地方の人材が都市部のスタートアップ企業に対して業務を行うことが可能だと考えています。

【どうせ時間投資するなら、地元出身者へ時間投資したい?!】

 私が定義している時間投資とは、以下のように役務提供を時間を投資していると捉え、それに対して会社が大きくなった際にリターンを求めるという考え方です。

・起業したばかりの会社に業務を提供するという行為を、自分の時間をその会社に投資していると考える。
・時間を投資したことに対するリターンは、欲しいよね。
・ただ、株式やSOは始める時も後々も面倒なことが多いよね。
・仮にその人が途中(IPOやM&AによるExitなどの前に)会社を去ることになったとしても、途中までの貢献についての対価は支払われて、お互いスッキリさよならできる方がいい。

 時価投資はその企業に対して応援したいという気持ちがないと成立しないと考えています。もちろん応援したい理由はその企業の事業内容に惹かれたり、起業家が魅力的だったりという要素があるかもしれませんが、もしそこに同郷出身者という要素が加われば、さらにモチベーションが高まるのではないかと考えます。

【企業成長の成果を地方に】

 今までスタートアップ企業が成長してSOや株式で大きな収入を得るという体験をした人は、主として都市部に住んでいて創業当初からその企業に関わっている人でした。SOや株式によるキャピタルゲインも企業価値増加分の分配手段の一つとして捉えれば、起業家向けバックオフィスサポート契約を通じてその分配を地方の人材に対して行うことが出来ると考えました。

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起業家としても、副業という形で地元に新たな就業の機会を創出することで、地元に貢献できます。

以上となります。
以前から考えていた「地元とどう関われるか」という論点と時間投資がリンクしたのは、個人的にすごく嬉しい発見でした!
引き続きいろんなことを考えながら、少しずつ前進していきたいと思います。

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