弱者男性・Incelはジェンダー問題か

注:これは私の偏見と差別意識理解のための自己分析のため、不快になる人もいるかもしれません。ご注意ください。

もともとトランスジェンダーについて考えていたのだが
その過程でネットスラングの弱者男性・Incel(Involuntary Celibate)にジェンダーに由来する問題があると気が付いた。

男性と弱者男性・Incelという言葉の関係は国民と非国民の関係によく似ている。

非国民は国民でありながら国民に値しない人間のことを指す。

同様に弱者男性・Incelも男性でありながら男性に値しない人間を指しており、そこに鬱屈がある。
ここでいう男性は紛れもなくジェンダーであり、社会によって要求されている男性的なものを実現できないことが問題として認識されている。
男性的なものが何かは文脈に依存する。
おそらく女性でも似たような事があるのではないか。

広義のトランスジェンダーについていえば
当事者としてシリアスな問題として受け止めている人とは別に
この社会から要求されている性的役割からの逃避としてトランスジェンダーのふりをしている人が混ざっているように見受けられる。
シスジェンダー To トランスジェンダー、CtTとでもいおうか。

CtTが実在するとして、この種の手段としてのトランスジェンダーは目的がトランスジェンダーであることにないため解決不能なように思われる。またこのCtTをトランスジェンダーとして扱えば、結局ただの男性なので機会があれば問題を起こすだろう。ここに境界線を引く必要があるのではないかと思うが、具体的なものは今のところ思い浮かばない。
https://bunshun.jp/articles/-/60652


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