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日本では報じない米大統領選の一つの論点!!【イスラエルとパレスチナ問題】

皆さん、こんにちは


お元気ですか?


私はラスベガスに住んでいます。


いろいろな人に出会います。


イスラエルーハマス戦争が始まってから、どのくらい経った後か忘れてしまいましたが、パレスチナ人の人に会いました。


何の話をしたのか忘れてしまいましたが、もちろん最終的にはガザについてのことです。


まず、彼はテキサスに住んでいて、コンベンションでラスベガスに来ていた人ですので、パレスチナに住んでいるわけではありませんでした。


そして、彼の家族はウエストバンクに住んでいるので、パレスティナの東のほうにあたり、ガザには住んでいません。


東に住んでいるのにウエストバンクですからややこしいですね。


ヨルダン川の西ですから、ウエストバンクなのです。


イエス・キリストのゆかりの深いヨルダン川ですからね。


歴史を見るとイエス・キリストの影響力の深さが本当によく分かります。


彼が言っていたことで気になることがありました。


ガザからエジプトに入国する関所があります。


現在、イスラエルの動向が注目されているラファのあたりです。


その関所を通り、エジプトに入国するのに5千ドルかかるそうです。


この有事の際に、5千ドルもの金をとるのかと非常にビックリしました。


同じ、イスラム教ですが、政治、経済、そしてイデオロギーが関わってくると本当に複雑です。


単純には行きません。


イスラエルとエジプトの間で、何らかの外交的な協定が結ばれているのでしょうね。


しかし、そんな複雑な中東情勢はアメリカ人は恐らくあまり知りません。


今までの、歴史的な鬱憤が爆発してきています。


有名大学を中心にイスラエルに対する怒りが爆発してきています。


ガザの解放を訴えていますが、その本来の怒りはイスラエル人(ユダヤ人)への不満と怒りです。


アメリカを支配しているのは、ユダヤ人ですからね。


それがよく分かるのが、このイスラエルーパレスチナ問題から生じた新パレスティナ(プロ・パレスティナ)抗議です。


こんな記事がありました。



パレスティナ人虐殺とし、あらゆるところで抗議が大きくなっています。


現在は、特に大学で大きなデモが起きています。


この点を日本と比較すると、アメリカが移民の国であることがよく分かります。


白人のアメリカ人は、移民の国だとは思っていませんけど…


彼にはネイティブ・アメリカン(インディアン)が、アメリカの先住民であり、移民してきた白人たちが虐殺したという概念はありません。


私は、このパレスティナ人虐殺の抗議は、大統領選にとても影響してくると思っています。


ウォールストリートジャーナルでは、この抗議は以前のブラック・ライヴス・マター(Black Lives Matter)と質が違うとても大きな国内における抗議だとされています。



まず、アメリカの高学歴の人びとが起こしている抗議がどの州でおきているかの地図です。



大体の州は、民主党の強いリベラルな州でおきています。



これは、ハマスがイスラエルを襲撃した10月7日以降の抗議の質と量です。


円の大きさが、抗議の大きさを表し、円の数が抗議の数を示します。


明らかに、親パレスティナの学生の運動の数や規模の大きさが勝っているのがよく分かります。


下の図は、新パレスティナ抗議の数を示したものです。



次に図は、ハマスに対する親イスラエルの抗議です。



この二つの図を比較してよく分かるのは、抗議している人々が襲撃が起きた後、どの様に過熱しているのか、それとも冷めていっているのかがよく分かります。


もちろん、新パレスティナの方が過熱していることが本当によく分かります。


また規模も全く違います。


下の図は、ブラック・ライヴス・マターの運動の時です。



ブラック・ライヴス・マターの運動は、黒人差別反対の運動です。


アメリカの黒人の数は、とても多いですし、身近な問題でもあるのでジョージ・フロイド氏が警察に殺された事件直後はかなり多い気なデモがありましたが、小規模になっていっています。


今回は、今まで異常なところがあります。


まず、IVYリーグという日本でいう6大学の学校長が次々と辞職させられています。


日本の方々がイスラム系の若者の人々にどのようなイメージがあるか分かりません。


私のイメージは、もの凄く勤勉でまじめな若者が多かったイメージがあります。


私がまだロサンゼルスにいたころ、UCLAのイスラム教徒の若者が集まるコミュニティーへ行っていろいろな論議をしたことがありました。


その頃は宗教や哲学にとても関心を抱いていたからです。


イスラム系の若者は優秀な人が多かったイメージがありました。


ですから、学校でもそのような生徒を守ることも大切なのでしょうね。


学校の総長は、学生の表現の自由と安全を守らなければいけません。


そして、総長たちはある程度の表現の自由を容認していました。


そこに猛反対してきた人々がいます。


それらがイスラエル系の富裕層で、大学のとても大きなスポンサーです。


ですから、そのスポンサーの意向で総長たちの首が切られていっています。


アメリカは、メディアだけでなく、教育もイスラエル(ユダヤ人)に乗っ取られています。


どれほどの弱みを握られているのでしょうか?


経済力だけで、これほど権力を握られてしまうものなのでしょうか?


あのプライドの高いアメリカが????


最近、USC(ロサンゼルスの有名な私立大学)で卒業式がありました。


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もちろん、そこでも大きなデモです。


しかし、ここでのデモは逮捕者も多数出ました。


アメリカの卒業式の慣例として、最優秀の学生が卒業生代表としてメッセージを語ります。


そこで選出されたのが、イスラム系の学生でした。



しかし、直前でUSC大学の圧力で降板させられました。


なぜなら、この新パレスティナへのメッセージを防ぐためです。


そこで、多くの学生たちが立ち上がり、デモに至りました。


これから卒業式の時期を迎えるアメリカですが、たくさんの大学でこのようなことが起きるかもしれません。


心配です。


アメリカの抱えいてる歴史的な二つの爆弾があります。


一つは、人種問題という爆弾です。


もう一つは、宗教という爆弾です。


今までは、人種という爆弾が何度も爆発してきました。


しかし、人種の上に宗教という爆弾が破裂するとトンデモないことになります。


9・11同時多発テロは、まさにその一つです。


なぜ、この宗教の問題が大きな爆弾なのかというと宗教がイデオロギーになり、悪や憎しみがその宗教では乗り越えられないからです。


アメリカのプライドは、自由と独立です。


さて、これがアップグレードされて、高質なものなっていけるのでしょうか?


それが、多くのアメリカ人が疑問符を抱いているところであり、アメリカに世界が求められ、問いかけられているところです。


世界のリーダー国として、要求されている質の部分です。


これをバイデン氏、トランプ氏、そして、ケネディー氏はどのように考えているのでしょうか?


下馬評では、多くにイスラム系の人々はバイデン氏から離れています。


何もできないからです、


能力がないのでしょうか?


トランプ氏は、基本的に親イスラエルの立場です。


しかし、この状況に対して具体的な政策を掲げられるのでしょうか?


まだ、分かりません。


激戦州を獲得するためには無党派層の票を得なければ選挙に勝てませんからね。


宗教を越えた政策を提示しない限り、若者や無党派の支持は得れないでしょう。


宗教を越えた政策という意味は、宗教上のイデオロギーでなく普遍的、倫理的な価値を踏まえた政策です。


それぞれの宗教上の善悪でなく、人としてどう考えるかという政策です。


時代の変化なのですかね。

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