micro:bitプログラミング体験教室 1日目

micro:bitプログラミング体験教室1日目が終了したので講師の視点で振り返ろうと思います。

【参加者】小学校6年生男子5名
【時間】1時間
【場所】神戸市内某所

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1日目は「micro:bitに触れてみよう」が目標です。
初めて見るmicro:bitとmakecodeに5人とも戸惑うことなく進められてました。
学校でscratchを経験していたのも大きいかもしれません。

ただし、makecodeからmicro:bitにプログラムを転送する(hexファイルを保存して、micro:bitへドラッグ&ドロップする)際は一つ一つ手順を説明する必要がありました。

raspberry pi やjetson nanoではブラウザ版makecodeしか使えないのでしかたありません。
(Windows10には、オフライン版makecodeがあるので、それを使えばいちいちファイルコピーせずとも、ダウンロードボタンをクリックするだけで、OKです)

プログラミングを教える前にフォルダ管理やファイル操作の基礎知識を教える必要があると感じました。
小学校では、教えてないのかな?

また、Chromiumでは、WebUSB機能(ブラウザー上で実行されるアプリケーションから、パソコンに接続されたUSBデバイスと直接通信できる機能)が使えるのですが、micro:bitのファームウェアが249以上でなければならないので、今回は見送りました。
事前にmicro:bitのファームウェアをアップデートできる環境なら、試してみる価値はありますね。

初めて作るプログラムは
Aボタンを押すとパー
Bボタンを押すとグー
AボタンとBボタンを同時に押すとチョキ
をLEDに表示するというものです。

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5人とも自分なりのグー、チョキ、パーを
LEDで表現しているのを見て
プログラミングは自分を表現する一つの手段でもあるんだなと感じました。

ところで、運営面での話ですが、3つ課題が見つかりました。

1つ目は飛び入り参加についてです。
開始1時間前に連絡があり、急遽1名追加となったのは、今後の良い教訓になりました。

参加してもらって嬉しい反面、raspberry piの数が足りなくなったのです。
仕方がないので、講師用のMacBook Proを使ってもらい、講師はiPad Proを使うことにしたのですが、フォルダ管理やファイル操作を説明するのに苦労しました。
時間配分がうまくできなかった1つの要因です。

飛び入り参加もあり得ることを想定して、定員分は用意しておくと防げたと思います。
それと、チラシなどで告知する際は締切日時を決めておくのもいいかもしれません。

2つ目は事前アンケートです。
今回はPCスキルやプログラミング経験に関する事前アンケートを取りませんでしたが、可能であればやっておいた方が講座の進め方を考える際に楽になると思います。

3つ目はraspberry piに不具合です。
1台だけmakecodeでhexファイルがダウンロードできない不具合が発生しました。
とりあえず再起動してみたものの、改善されず、その参加者にはmicro:bitでの動作確認をせずに進めてもらいました。
予備のraspberry piを用意すれば防げだと思います。
こういったトラブルはプログラミングにはつきものなので、どうやって解決するかを知ることも大切なんですけどね。

残り5回で、プログラミングの楽しさを味わってもらえるように頑張ります。

【今回のよかった点】
* 安心してプログラミングを体験できる場を提供できた
* 時間内に終了できた
* 飛び入り参加やトラブルもあったが無事に終えられた
* raspberry piでも違和感なく操作できることがわかった
* 開始前にプロジェクターでYouTubeを流すことで興味を引けることがわかった

【今後の課題】
* 小学校でのパソコン授業は何を教えているのか知る
* 定員割れでも定員分のパソコンを用意する
* 事前アンケートでスキルチェックする
* 締め切り日時を決めておく
* raspberry piの予備を準備しておく


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