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どっちでもいい子を読んで

かさい まり 作
おとない ちあき 絵

主人公は四年生になったはるという女の子。まじめに考えすぎて、でも、自分を出すのが苦手だから、意見も言えず、何事も決められない。まるで、わたしの子供の頃のようで、やだ(笑)
お姉ちゃんはハキハキ自分の意見も言えるし、人の気持ちも考えられて、友達もたくさんいる。そつなく何でも上手くできて、ここもわたしの姉のようでやだ(笑)
自分とは正反対。なのに、はるの気持ちもわかっちゃうから、はるからすれば、ちょっと素直になれない相手。さらにこの関係性も似ててやだ(笑)
作者も随分とはるみたいな子の性格を上手に文字で表してるなって思う。

読み進めて、違うところがあった。はる自身をみて、意見を言ってくれる子との出会いだ。新しいクラスで出会った玲奈ちゃん。お母さんを事故で亡くして、新しいお母さんができたり、悲しい経験ともどかしい経験と色々見てきたから、考え方が大人にならざるを得ないんだろうなって子。何となくだけど、はるの過ごしてる時間と会うのかな。

自分の四年生の頃と比較しちゃう。何とも悪い癖。

しかも、ダンスなんて洒落た出会いもある。この年になっても、人のこと羨ましいとばかり考えちゃう。本の中だよ?目を覚ませ!

小学四年のはるにだって自分を変えるキッカケがあって、実行したんだ。何倍も生きてるわたしだって、色んなキッカケはもらった。

あと一歩!行動に移せ!

あっΣ(・□・;)
読んでる時は何も思わなかったけど、文章にしたら、この本の伝えたいことがわかった感じがした。わたしの勝手な解釈だけど、国語は答えがたくさんあっていいって誰かが言ってたから、きっとこれがわたしの中の正解なんだ。

という感想でした。

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