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畑でタヌキさんに遭遇したこと

里山には小動物がいますから、畑にはネットを張ってミニトマトを育てています。そのネットのそばに、リラックスしてくつろいでいるタヌキさんがいたのは2年前のこと。

今日の写真はブッドレアにいるコハナグモです。

#この経験に学べ


これは里山の小径で、この小径の両側に私の畑があります。左側(下の畑と呼んでいます)はネットを張ってミニトマトなどの夏野菜を育てていまして、右側(上の畑)は茎ブロッコリーなどの冬野菜を育てています。

上の畑で作業が終わり、次は下の畑と思いながら見ると、ネットのそばに大きな、本当に大きなタヌキさんがくつろいでいました。毛並みは美しく、しっぽはふさふさとしていて、顔の両側にはライオンのたてがみのような毛が生えていて、立派なタヌキさんでした。

どうしてよいかわからず、そっと引き返したかったのですが、しばらく観察していても、タヌキさんはリラックスした様子のままで、平然としてネットのそばにいます。私に気が付いていない様子でした。

内心はドキドキです。でも、気を取り直して、何といっても私は畑の主ですから、ここは堂々と振舞うのが良いと思いながら、でも、タヌキさんは私に気が付きません。警戒心が全くないのです。

それで、私は少し動きました。するとタヌキさんは私に気が付き、ポカンとした顔で私を見ているだけで、怖がらないのです・・・人間を怖がらないのですよ・・・

仕方がないので、手にしていた長いアルミの窓ホーで音を立てました。カラカラカラと割と大きな音を立てると、のっそのっそと茂みの中に降りていきました。

先祖代々この地に棲んでいるタヌキさんは里山の主のようなものかもしれませんね。

でも、「ここは私の畑ですよ」と、出会ったときには教えてあげます。

タヌキさんの写真を撮る余裕などありませんでしたが、とにかく立派なタヌキさんで、ネットからお借りした写真ですが、このようなタヌキさんでした。

後日、美容院で聞いた話ですが、少し離れたところのタヌキさんですが、民家の家庭菜園に出没してミニトマトを食べているのだとか・・・皮膚病にかかり上半身の毛皮がなく皮膚が向き出しでは、それが何の動物なのか見当もつかず、でもふさふさの縞模様のしっぽを見てタヌキとわかるそうです。

今年で畑は5年目になり、里山の小動物たちとはいろいろな出会いがありました。ハラハラドキドキですが、みんな可愛いです。

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