見出し画像

リーズ国際ピアノコンクール2024


#おうち時間を工夫で楽しく

今、イギリスでリーズ国際ピアノコンクールが催されています。

1stステージを通過した24人のヤングピアニストたち、まずは3日間の2ndステージに挑戦します。8人ずつ3日間にわたっての2ndステージで、今日でその2日目が終わったところ、2ndステージはあと1日残っていますが、16人の素晴らしい演奏を聴いて(16人全部聴いたの?暇人ね~)若いピアニストの情熱がひしひしと伝わって来て、良い意味で圧倒されました。暑さ厳しい中、おうち時間を楽しんでいます。

2ndステージは40分以内のピアノリサイタル、規定に沿ってそれぞれが自信のある曲、好きな曲、披露したい曲を演奏、その選曲を見るとその人柄が伝わってきて、そして演奏を聴いて、ああ、やはりそうなのよねと、妙に納得するのです。

好みの演奏は、曲想が大きく展開されること、テクニックがしっかりしていること、曲に勢いがあること、クリアであること、パワフルであること、情熱が伝わってくることなどで、何といってもコンクールですから、陪審員でもないのに勝手なことを書いています。コンクールでは、つい、比較してしまいますよね。

演奏される曲は、よく聴く曲もあり、聴いたことがある曲、初めて聴く曲などいろいろで、それがまた新鮮です。現代曲はあまり知りませんが最近はコンクールで現代曲が演奏される機会が多くて、何となく少しは耳に馴染んできたかなというレベルです。

2ndステージの2日間が過ぎたところですが、若いピアニストたちは力いっぱい出し切っている演奏で若さが伝わってくるのですよね。落ち着いた演奏も良いものですが、若さ溢れる力強い演奏は聴こえてくる音にも若さが乗っていて、聴いているこちらもいつの間にか元気になっているのですよね。

2ndステージの3日目が今晩あり、その後で24人の参加者の中から10人が選ばれて準決勝へと進みます。現実は厳しいですね。

ヤン・ニコヴィッチ(クロアチア)、ユ・ソンホ(韓国)、カイミンチャン(台湾)、ジェイデン・イジク・ズルコ(カナダ)、心に響く素晴らしい演奏をしたこの4人は準決勝に進む10人の中に入ってほしいと思っています。とは言っても、全員の演奏が素晴らしかったですから誰が選ばれても不思議はありません。

本当に便利な世の中になりました。海外でのコンクールを家で楽しむことができます。ちょっと前までは考えられないことでしたよね。テクノロジーの進歩はとどまることを知りません。どこまで進んでいくのでしょう。どこまで便利な世の中になるのでしょうね。長生きして見届けたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?