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彼のイヤイヤ期

ラスボスが現れたあの日


彼と別れた後
パニックになる自分をなだめながら
家に帰って 苦しみの原因である彼を
頭から消そう消そうとしてた


消えるわけないのに…


まだまだ噴水のように
あれ伝えるの忘れてた
これ伝えるの忘れてた
と彼への気持ちが溢れて
止まらなかった


この気持ちを伝えれば
少しは楽になれるかな?


そう思って彼に手紙を書くことにした


とにかく少しでも楽になりたくて…


書いても書いても伝えたいことが溢れて来て
ビリビリに破いたノートびっしりに
写経か!と言わんばかりに書きまくった


その手紙の内容を今思い出しても
完全に独り暮らしの息子に送る
お母さんが書いた手紙のようだった


過去の私だったら
自分がどれだけあなたを思ってるか的な
重〜い押し付け系の内容になってたと思う


この日またLINE交換して
彼とやり取りすることだって出来た
でもそれをしなかった


彼の口ぶりから
彼女と上手くいっていないのがわかった


それは彼を見かける度に
エネルギーで伝わって来てたけど…
思った通りだった


過去の私ならその隙を狙ったかもしれない
この状況を好都合と受け取って
またやり取りを始めてたかもしれない


でも…
今回はそれを選ばなかった


それは“ 自分を大切にする選択 ”ではないから


そんな軽い気持ちでやり取りしたくなかった


だから彼に伝えた


「友達にはなれない 好きだから」


この日“ 好き ”って何回口にしたかな…



夜になって
「昨日サーフィンしてきた」と
話していた彼を思い出して
私も海に行きたくて仕方なくなった


海の水に足をつけてアーシングしたい


よし!明日海に行こう!
そう決めた途端


ぶわぁ〜んと
走水神社が出て来た
海じゃないな…
こっちに導かれてる


最初に強引に導かれて以来
2度目のお導き


早速 翌日走水神社へ向かった


私は超絶朝が弱くて 
基本起きれないのに
不思議なことに
神社にお導きがあった日は
嘘みたいにスルッと起きれる


天気も良くて
心の傷が少し緩和される感じがあった


この日 弟橘媛に何をお話ししたかは
覚えていないけど
またお導きがあったことが嬉しくて
その御礼を伝えたことだけは覚えてる


神社の帰り
5回ぐらい電車の乗り間違え
乗り越ししながら
やっとの思いで海に着いた


海でアーシングしながら
何かが始まったのを感じた


朝とエネルギーが全く違う


遠くの海を見ていると
空には巨大な龍雲


私は大きめのアセンションが来る前後に
必ず巨大な龍雲を見る


家に帰ると
部屋のエネルギーも朝と全く違って
異次元化してた


あぁ〜始まったな…


とてもいいことなんだが
大きめのアセンションには
必ず闇落ち期間がある(私は)
その期間 得体の知れない恐怖に襲われる


美女と野獣の映画で
野獣の住むお城に行く途中の
真っ暗でオオカミが沢山いる森に
迷い込んだみたいに


またあれが来る〜
怖いよ〜〜〜


だからラスボスが現れたんだ
だから弟橘媛にまた導かれたんだ


私に出来るのは
抜けるのをじっと待つのみ


次の日の朝起きると
前日の天気が嘘みたいに
真夏の冷たい雨が降り始めていた


仕事もキャンセルになり


世界に私しか存在していないような感覚


その冷たい雨が10日ぐらい続いた夜
やっぱり怖くてツラ過ぎて


「彼とご縁がないなら 
もう二度と彼と会わせないで下さい
私はそれでもいいです」


そう宇宙へお願いして眠った


朝 目が覚めると
冷たい雨は上がって
昨日とは違う星に来てしまったかのように
豊かで幸せな波動に変わっていた


何度も経験するうちに
アセンションマスター
(なんじゃそれ!ww)
になったかのように
抜けるのも早くなっていった


大気圏突破した後はいつも
もう何もいらないぐらい
幸せな波動に包まれる


神社の神様がいる場所と似た波動
ずっとこの波動を感じてたい


気持ち良すぎて
久しぶりにオシャレをして出かけたら


家を出て早速
最初の角から
突然曲がってくる系男子が現れた…笑


そうですか…
これが昨夜の答えってことですよね…


それでもあの日のことが頭をよぎる


それに 私が送った写経…手紙が
さすがにもう届いていると思っていたので
それに対して彼がどう思ってるかわからず
話すことを躊躇ってしまった


いつもみたいに話さない私の様子を伺う彼


向き合ったまますれ違う2人


迷った挙句 笑って手を振って別れた


気に入らない表情の彼…


その表情から
彼が私の気持ちを知って
調子に乗ってる感じが伝わってきた


同時に 過去の恋愛の嫌な思い出が頭をよぎった
とにかくどんな状況でも
相手と繋がってたいと執着して
ダメ男製造機になってた私…


その時の私の態度が気に入らなかったのか
その数日後また鉢合わせた彼は
過去一そっけなくて
スーパー感じ悪い態度を見せてきた


まだまだラスボスの傷が癒えていない私


アセンション疲れもあって


今のその態度さすがにくるなぁ…
と心で呟きながら通り過ぎた


全部私の潜在意識の中に居る
闇の男性像が見せている幻想


彼がそんな態度を取ってしまうのも
何でかわかってしまうんですよね


だからそれまでは許せてたけど
それじゃ彼の為になんないんだと思った


彼がナイフのように私に突き刺した言葉が


たとえ表面上自分を守る為だと
私が理解出来ていたとしても


それを許したような態度で
彼と普通に接触し続けるのは
私はもっと傷つくし


彼も自分と向き合わず
逃げ続けるだけだと感じた


そうやって
自分を大切にする選択をし始めた途端
私の傷ついた心が暴れ始めて


彼が許せないゾーンに入ってしまった


許せない許せないと毎日頭から離れない


そんな時に限って会う


突然コンビニから出てくる系男子!


今回は前回と全く違って
私と目が合った途端目を大きく見開いて
何か話したげに手を上げた彼


でも今度は
私がスーパーそっけない態度を取って
立ち止まらずにスルーしてしまった


今こんな状態で彼と話せない!


彼は前回スーパー感じ悪い態度を見せた後
初めて私の手紙を読んだんだ


それでまた私の気持ちを確認して
またテンションが上がってた


仕組まれたような時差


だけど この時 許せないゾーンの中に居る
私のテンションは下がっていた…w


すれ違う2人…


その後も頭から全く彼への憎しみが消えず
気が狂いそうだった


それでも抵抗はせず
今は執着し切ろう!
やり切ろう!


そう受け入れたらなんか楽になって
外の空気が吸いたくなった


ベランダに出るとマンションの下から
チャリンチャリンと音がした


気になって見たら
彼がなぜかマンションの下を歩いていた…


忍者か!


私の姿を見つけた彼は
聞いた事ないぐらいテンション高い声で
誰かと電話しながら
Uターンして帰って行った
そして振り返ってこっちを見た


3次元では感じの悪いドライな態度を見せていても
私が(意識場で)離れようとすると
忍びの様に現れて粘着してくるこの感じ


煙玉の術(そんな名前か?wテキトーw)
を使ったかのように
何度も何度も
突然色んな場所に姿を表した彼


そんな彼を見て私は
甥っ子がイヤイヤ期だった頃を
思い出していた


「お母さんのバカー あっちいけー」
と言いながら
どこにも行かないように
お母さんの服を握りしめていた甥っ子


そんなイヤイヤ期を繰り返す
彼の態度を見る度に
やっぱり彼なんだよね…
と むしろ確信していた


写経のようにビッシリ文字で綴られた手紙が
オフィスに送られて来たら
普通の人だったらキモがって
ストーカーが居ますと
警察に通報するかもしれないよねww


3次元ではどんなに
アサヒスーパードライな態度を見せてても


テンション上がって喜んでるのが
分かりやすく伝わってきた


恥じらいを捨てて
自分の気持ちに正直に
素直に表現したことは
必ず伝わる相手


過去の恋愛だったらダメだったことでも


受け入れてくれている彼


私にしかわからないその感覚


出会ってしまった人には
それぞれあると思うな♡




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