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■最高峰の魚介イタリアン

記念日に旦那が予約してくれた、1年ぶり2回目のaccaは更にアップグレードしていて頭を抱えるほどおいしい凄まじい2時間だった。

牛窓を見下ろす山の上にあるレストランは、1日3組限定の完全予約制。林冬青シェフの「地産地消のイタリアン」は最高峰の調理技術で瀬戸内の海でとれた最高の魚を最高の美味しさで楽しませてくれる。


待ちに待ったこの時間にいつもよりおしゃれをして向かったまだ明るい18時。

席に案内されるとすぐに飲み物が運ばれコースがスタートした。いつもは一斉スタートだが、コロナでひっそりと営業再開したこの時期、私たちだけで貸切状態となった。

目の前の大きな窓に映る牛窓。段々と青くなる景色は料理を待つ時間さえも愉しくさせる。

料理と薪窯の写真はNG。
無我夢中で食べるので撮る暇なんてない。

メロンスープ
メロンのフラッペの上に軽くホイップした塩を感じる生クリーム。濃厚なオリーブオイルがたっぷり。小さなスプーンでそっとすくい、初夏の香りをたっぷりと感じる。

お口の中が爽やかに整う。

なんじゃこりゃ、おいしい。
巷ではやるのはタピオカなんかじゃなくてこれであってほしい。味覚を研ぎ澄ませ。

チヌ グリル
accaの薪窯で焼かれたチヌは潔いほどシンプルなのに、なんでこんなに美味しいのか未だにNASAの技術を持ってしても明らかになっていない。

ここの特徴の薪窯の香りをまとった魚たちがこれからどんどんと運ばれてくる。ヤバみ。

ゲタ キャベツ オーブン焼き
またシンプルに味付けされたやつが来ると思うじゃん?これ、所謂グラタンでした。ゲタは薪窯でソテーされていて一緒に入っているベーコンに負けない圧倒的な存在感。甘いキャベツがミルクの濃い風味を包み込んで、ディルがフワッと口の中で香り続ける、私はもう自分の作ったグラタンを食べられない身体になってしまいましたとさ。

メダカガレイ ムニエル
シェフが料理している姿が見えるのだが、何度も何度もスプーンですくってソテーされていくカレイ。香りが美味しいムニエルになって登場した。むっちりとした身がセクシーすぎる。おいしいよぉうぇーん。赤ちゃんになっちゃう。

鯵のスパゲティ
こちらも薪窯の香りがおいしい鯵をトマトソースのスパゲティで。爽やかなトマトソースがもう勘弁して欲しいほどおいしくて、ジョ〇ーパスタにはもう行かないぞと決めた。サヨナラジョ〇ーパスタ…

オコゼ ヴァポーレ
去年ここで脳天ぶち抜かれて全治6ヶ月の重症を負ったオコゼのヴァポーレ。この味を求めて私も何度か試したが、こんなにトゥルントゥルンにならない。ルルルンパックよりトゥルントゥルンのオコゼ。愛してるよ。
前回よりアップデートしていて、上においしいタルタルのようなものがー!!!少しスパイシーで語彙力が足りません…すみません…おいしい…わかって欲しい…


南の島豚のロースト
もうお腹いっっっぱい。
分厚い豚のローストがパンパンに肉汁を蓄えて登場すると、食べずにはいられない。
ここの料理は塩加減が絶妙で素晴らしい。そして火加減。ここの真骨頂とも言えよう。全てにおいて火入れが寸分違わず素晴らしいのだ!!!

もうこの時点でおいしいという表現が底を尽き、無言でもう真っ暗になってしまった牛窓を眺めるしかなかった。

チョコ トルティーノ
フワフワのフォンダンショコラと柑橘、バニラの冷たいクリーム。香りのいいエスプレッソと。

食べているところに花火が上がった。
奥様が店内の灯りを消して花火を見やすく演出してくださった。窓に大きく映る花火に感動してこの日のディナーも大満足で終了。


瀬戸内に寄る機会があればえびめしとかよく分からないものなんて食べずにここを予約してほしい。世界が変わり、大地と大海に感謝をせざるを得ないだろう。

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