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そのとき、私は誰に腹を立てているのか『中受離婚』

おおたとしまささんの本を検索していた時に出てきた『中受離婚』
なんてセンセーショナルなタイトル…
と思わず手に取ってしまいました。

熟年離婚とか、介護離婚とか、ギャンブル離婚とか
きっと離婚にも色々あってパターン化もできるであろうけれども
そこにピタッと名前をつけるところが上手い…。

離婚まではいかずとも、
子どもを注意しているとき、
夫へ気付いて欲しくて1.5倍増しぐらいの怒りになっていることがあります。

やはり、DINKS時代は大して気にならなかったことが
子どもが生まれてからはそうはいかなくなりました。
お互いのやり方を通そうとすると夫婦の違いが目に見えて出てくる。
このこと自体は成長のチャンスよ!と沁みるお言葉。

コンフォートゾーンに留まり続けると、じわりじわりと関係性は腐る。
必要なときにコンフォートゾーンを離れ、試練を経験し、再びコンフォートゾーンに戻ってくるサイクルをくりかえさない限り、関係性は成長しない。その意味で、ときどき夫婦の不和を経験することは、決して悪いことではないのだ。

『中受離婚』おおたとしまさ

自分が自分のやり方を通そうとしている
と、そこまで意識していないからこそモヤモヤがたまり、
一番悪いパターンは子どもを通して相手の批判が始まる。
ということは大いに身に覚えがあるので、
よくよく参考になりました。

文化が違えば価値観が違う。ならば子どもを思う気持ちは同じでも、アプローチの仕方が違って当然だ。そこで、どちらのアプローチが正しいかを争う綱引きを始めてしまうか、自分たちが子どもに対して複数のアプローチをもっていると思えるかが、夫婦のあり方を大きく左右する。

『中受離婚』おおたとしまさ

「船頭多くして船山に上る」じゃないけど、
こっちが正しい!いやこっちが!みたいにやってると
海どころか山上っちゃうことがあり得るんだなぁ。
どっちが船頭かの不毛な争いはやめて、
チームとして船旅が出来るように色々なアプローチを試していこう
と心に留めた一冊でした。

私が経験した中学受験の時より、加熱しているのは勿論
狂気は母親だけのものではなくなってきているし、
経済力も父親だけのものではなくなっている現在を
象徴しているタイトルな気がします。

東洋経済オンラインで、骨子を読むことができます。
気になった方は是非!


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