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ミュージカルチケットを購入するまでの葛藤

先日、ミュージカル「四月は君の嘘」のチケットを購入した。
多くの人はこのチケットを買う時に、何の躊躇いもなく購入するだろう。
しかし私はこのチケットを購入するにあたり、約1ヶ月葛藤した。
人によっては、私と同じような経験をした人がいるのではないだろうか。

まず、このミュージカルを見たいと思ったきっかけについて。
それは、2019年のFNS歌謡祭に「四月は君の嘘」チームで出演している姿を見たからだ。
私はその頃から、乃木坂46が気になっており、同い年でもある生田絵梨花さんが出ると知って、楽しみにしていた。
いざ、始まったステージ。
流れる音楽がとても華やかで、キラキラと輝き、見ている私の心も一瞬にしてパァッと煌めいたのだ。
「この歌を生で聴けたら、どんなにいいだろう。」
見終わった後、無意識に口ずさんでしまうほど、私はそのステージの虜になっていた。

その後、2020年に予定されたステージが、コロナウイルスにより中止に。
そして今年、リベンジとなるステージ開演が発表された。
あのステージを見て、キラキラとした空間を生で味わいたい。
そんな気持ちとは裏腹に、私は購入をすぐには決められなかった。

それは、仕事の休み問題。
私の仕事は接客業で、土日の休みが取りずらい。
しかも最近の私は、部署変更をしたばかり。
観劇をする為には、平日を狙うしかない。
そうやって、私が住んでいる鹿児島から一番近い福岡のチケットを見ると、全体会議の日で、絶対休めない日に公演が入っていた。
がっかりした気持ちを抱えながら、興味本位でどんなところで公演をするのか、携帯の画面を眺めた。
すると、神戸公演でちょうど公休日(6月18日)に休みが入っているではないか。

だが、それでも私の心はブレーキを掛けようとする。
何故ならその前の週、私は社員旅行に2泊3日で行っている。
しかも先日、引っ越しもしておりまともな休みを取っていない、予定詰め詰め人間になっていたからだ。
「旅行行き過ぎじゃない?」
「引越しの荷物整理が先でしょ」
「大阪って遠いじゃん。そこまでして行く必要あるの?」
そんな声と戦いつつ、ギリギリまで購入を迷った。

モヤモヤとずっと葛藤する中で、自然とこういった考えが出てきた。
「もう2度と見ることはできないかも。」
「もういい大人なんだから、別に好きな事してよくない?」
私は結構、人の目を気にするので、どうでもいい事も人に相談してしまう。
でもnoteの投稿を見たり、SHEの講義で受けた「何にでも興味を持ってやってみる」という事もあり、勇気を出して、購入ボタンを押した。

その後、一番文句を言われると思っていた両親に報告をした。
すると意外にも、行ってらっしゃいと送り出してくれた。
あ、そんなにあっさり送り出してくれるんだ。
あんなに迷っていた自分、何だったのだろう。
もしかして、意外と一番ブレーキを掛けていたのは、自分だったのかもしれない。

購入をしてから、公演が楽しみでしょうがない。
日が近づくにつれ、公演に対してのドキドキワクワク感。
そして、チケットを購入してやったぞという達成感。
人によってはくだらないとは思うが、私の中では勇気を出して掴んだチケット。
ミュージカルの感想は、また後日、このnoteに書きたいと思う。


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