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バスケットはお好きですか?


.....大好きです。今度は嘘じゃないっす。


最近、バスケットボール観戦にハマっています。

私は埼玉県の中規模の地方自治体である越谷市と春日部市、二つの街のちょうど中間地点みたいなところで生まれました。

越谷市は「越谷レイクタウン」、春日部市は「クレヨンしんちゃん」。ほとんどの人は両市をそれ以外に知らなかったり、そもそも「知らない子ですね...」状態が大半だと思います。でも、ここ5年で越谷にはプロバスケットボールのチーム、「越谷アルファーズ」ができていたのです。

私は普段リベラルぶっていますが、土地に対する愛着は強い人間のようで、自然と郷土のチームであるB2東地区の越谷アルファーズを好きになりました。長年ファンをしている広島カープよりも、最近は熱心に応援しています。


今日はそんな越谷アルファーズのシーズンプレーオフの試合観戦に行ってきました。結論から言うと、ほんっっとうに最高の試合でした。

対戦したアルティーリ千葉(以降、A千葉と表記します)は、B2どころかB1の歴代最高勝率さえ上回る56勝4敗、勝率.933という、向かう所敵なしの圧倒的強さで23-24シーズン60試合を駆け抜け、東地区連覇を果たした最強チーム。

対する我らが越谷アルファーズはA千葉に次ぐ東地区2位。しかし、前節で西地区の競合熊本ヴォルターズを大差で破り、勢いがあります。

今回、ほろ酔い帰りの電車の中で(クソ長かった)、速記録を書き起こしてみました。よかったら、読んでみてください。

越谷vsA千葉 激闘の記録

Q1
A千葉のディフェンスが堅すぎる。リバウンドが取られまくり、すぐにスピードのある攻撃を受ける。越谷はなんとかSFピークの個人技とPG松山の攻撃でなんとかしのぐ。終了直前、相手のターンオーバーから絡めてまたたく間に点数を重ね、均衡へ。

Q2
越谷のPFスタメンのハーパーが前半でファウルを重ねる苦しい展開。ここで外国人枠をCバッツ、攻撃の要SFピークに搾り、ビッグマンとして小寺ハミルトンゲイリーをPF起用したことがハマった気がする。バッツは攻守に渡り圧倒的な存在感でチームを支えた。そしてこのクォーターはなんと言ってもPG松山。苦しいところ、押し込みたいところで正確無比の3ポイントシュートを決めまくり、流れを常に越谷に持ってきてくれた。リードを奪って後半へ。

Q3
ハーフタイムを経て、千葉のディフェンスがさらに固くなる。越谷のターンオーバーが増え、攻撃が決まらず、敵にチャンスを与える苦しい展開に。途中で入ってきたA千葉の前田選手に越谷のディフェンスが蹂躙され、点差が一気に縮まる。結局このクォーターで8点縮められ、同点に。

Q4
死闘。ワンプレーが勝敗に直結する緊張感が伝わってくる。前半でA千葉はファウルを重ね、かなり有利に立つ。(ファウルゲームを意識していたのかもしれない。)PG笹倉、SFピークの活躍がすごい。

後半残り2:00で7ポイント差リード。じわりと詰められ、残り50秒で5ポイント差リードへ。A千葉、まず後半2回目のタイムアウトを切る。最後の攻防、勝ち切れるか。再開して、A千葉の攻撃、残り40秒でPGの選手が3ポイントシュートを決め、2ポイント差。

今度は越谷がタイムアウト。再開して、オフェンス。A千葉の観客は全員総立ちになり激しく応援。厳しくくる千葉のディフェンスを潜り抜け、大黒柱センターのバッツが執念の2ポイント。残り20秒で4点差のリード!

最後のタイムアウトをA千葉が切る。まじで死闘。まじでスラムダンクの山王戦。A千葉すかさず速攻を決め、残り16秒で2点差へ。今度は越谷が最後のタイムアウトをここで切る。泣いても笑っても、あと16秒。2点差守れるか。

越谷の攻撃、しかし残り12秒のところで、ジャンプボールシチュエーションに持ち込まれ、A千葉ボールへ。残り11秒、ディフェンス一本守れるか。ファウルで止まる。A千葉の攻撃、ここで3ポイントを決められたら負ける。残り4秒で敵の外国人パワーフォワードに2ポイントを決められる。7点差を縮められ、同点......。

落ち込むまもなく、越谷に残された攻撃は4秒。敵陣にボールを運ぶ途中、無情にもブザーが鳴り、試合は延長へ続く。


OT(延長戦) 
延長は5分間。先制は越谷。いいところにいたCバッツが2ポイント。A千葉の攻撃でファウルを取られ、フリースロー2本を決められる。すかさず同点。反撃したい越谷、素晴らしい攻撃でPG笹倉が2ポイント。勝ち越し。返しの攻撃でA千葉、金髪の大塚選手が3ポイントシュート。逆転に沸く千葉ポートアリーナ。千葉のリードは1点。追いかける越谷は、攻撃が決まらず、A千葉にボールを奪われる苦しい展開。しかしCバッツがリバウンドでボールを奪う、素晴らしいディフェンス。

残り2分で1点差のビハインド。アルファーズの攻撃。しかし、PF(?)小寺ハミルトンゲイリー、ここで痛恨のミス。A千葉ボールとなり、反撃を許し、ダンクシュートを決められ、3点差。一分半。総立ちになる千葉ポートアリーナ。流れは完全にA千葉へ。越谷のタイムアウト。頑張ってくれ。

試合再開、越谷の攻撃でPG松山がファウルをもらう。フリースローを全て決め、一点差に縮める。残り48秒、PG松山がディフェンスのなかで敵のオフェンスファールを獲得!フリースロー全て決め、逆転!一点リード!

続くA千葉の攻撃を無失点で凌ぎ、残り30秒で越谷の攻撃。時間をかける越谷、オフェンスの最後に、ラインよりかなり深い位置からLJ・ピークの3ポイントシュート!!!残り8秒、4点差!感情がジェットコースターすぎて、ぶっ壊れそう。

A千葉最後のタイムアウト。試合再開、A千葉、全てを賭けて4点差を縮めにくる。2ポイント決められ、2点差。しかしA千葉、時間がもうない。越谷の攻撃だが、ファウルゲームを狙ってA千葉のファウルディフェンス。越谷、松山のフリースロー、二本とも決まる!再び4点差に突き放し、残り3秒。そのまま勝ちきり、越谷アルファーズ勝利!

激闘に次ぐ激闘が終わる。試合終了のブザーのあとの諸々のセレモニーは完全に記憶なし。勝った瞬間に膝から崩れ落ちて号泣していました。感動した。本当に本当に、すごい試合だった。バスケットボール、マジでマジで面白すぎる。バスケットボールのこと、お好きすぎる。越谷アルファーズ、本当におめでとう!!!

Bリーグ観戦の魅力

広島カープというプロ野球ファン歴17年の私が思う、Bリーグ観戦の魅力を書いてこのnoteは終わろうと思います。

①試合展開が早く、逆転がいくらでも起こりうる
野球は隙を見てトイレに行ったりご飯食べたりしながら見れますが、ミスがあったり攻撃が噛み合えさえすれば、1分間で10点以上差を縮めることができるバスケは無理。試合から目が離せません。

②時間に対する意識がすごくシビア
僅差のまま後半にもつれると、両チームがタイムアウトを切りあって、死力を尽くして次の一点を奪いに来ます。タイムアウトとインプレーの時では、時間の体感の進み方に緩急がつき、プレーはよりダイナミックになる。後半にかけて盛り上がっていくのは、すごく映画的でもあります。

③屋内スポーツである
雨天中止や極端な寒暖がないのは大きなメリット。快適に試合が見られます。ショーアップの演出も楽しい。

④選手の数が比較的少ない
コートに立つのは常に5人。それぞれポジションで求められる能力が違うので、推しの選手が見つけやすい。私はNo. 1PGの松山駿選手、がっちりとしたフィジカルから稲妻のようなドリブルで攻める攻撃の要、SFのLJ・ピーク選手、圧倒的な体格とパワーを誇るCのアイザック・バッツ選手が好きです。

⑤試合が時間通りに2時間くらいで終わる
今日は延長ありましたが、時間が読めるのはマジで大事です。やっぱり現代人は忙しいので。。


またバスケ記事、書こうと思います。(加筆するかも)
また明日も、越谷アルファーズには頑張ってほしいです。


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