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激変の山羊座木星❶「別れ」の祝い

占星術家 木星です。

12月3日4:21 木星が山羊座へ入宮します。
わたしが研究する次世代のための占星術「∞(インフィニティ)アストロジー®」では、天体の入宮時のホロスコープで、山羊座木星期の流れを読みます。(厳密には、0度中央に天体が位置したホロスコープ

∞アストロジー®では、「0」がキーポイント。なのでここ、もっとも重要なんですね。出し渋っていても仕方ないので、このあたり、そろそろ書いていこうと思います。

とは言え0度中央で、1発ポンで算出できるホロスコープソフトが無いんですよね~。ここでは、moccuma.netのサイトを代用していきます。

まず、この一年の振り返りから。
木星が射手座の後半に差し掛かる今、テーマの総決算が始まっています。

昨年noteでも取り上げましたが、射手座木星期の最大のテーマは「ご先祖様祭り」。何やらさそり座っぽいテーマですが、∞アストロジー®で読むとそうなるんですね。

個々人が持つ、過去世や祖先(←とくにこっち)の「恐れのストーリー」をリリースし、幾万の未成仏なたましい達が、天(あるいは別の星)に還る「バスツアー」的なものが各所で起こりました(笑)。

具体的にはですね…。
家族の病気や死、介護の問題、お墓や代々の土地関連の相続、管理の問題など、「家」がクローズアップされていった。

射手座木星の記事でも書きましたが、幾万と存在するわたし達のご先祖様が、全員「超いい人♥聖人君主です( *´艸`)」なんてことは無いわけでw

日本の歴史を振り返ってみても、戦争もあったし飢饉もあったし、子どもを叩いて育てるなんてことも、当たり前にあった。

だから、心がすさんで罪を犯してしまったご先祖様だって、そりゃいたわけです。そして、そこに生まれる「恐れのストーリー」に、いろーんな霊さんや魔的な存在がくっついていた。

この恐れのストーリー。「わたし達の代で、そろそろ手放していきますねー」と言うことが、木星射手座期に色んなカタチで起きたわけです。

またこの手放しによって、改めて「親族・家族ってありがたーい!」「ご先祖様あっての、わたしなんだな…」と言った、自分の家系のバックグランドに深く感謝する体験も、各所で起こったことでしょう。

さらに「家」のテーマを掘り下げていくと。
ご夫婦やご両親の離縁、パートナー、その家族との関係性の見直し、そこから生まれる新たな生き方がスタートした年でもありました。

木星射手座のホロスコープを読んでいくと…。
金星と火星の120度、この両者に天王星がアスペクトを組んでいます。
また、ホロスコープには表示されていませんが、火星、金星には小天体や、月の遠地点リリスが合。

「男性は女性にある種の理想を投げかけ、女性は、自分の本音を隠して受け入れる」みたいな、まだまだ根強い日本の前提に、天王星が「それ、パートナーシップの本質からそれてるよね?」と、待ったをかける。
そんな構図が浮かび上がります。

この状況に耐えきれなくなった女性サイドが、関係を解消するか。求めるものと変わってきた女性の態度に男性サイドが、モヤモヤを抱くか。

いずれにせよ、離縁や再構築という形で、夫婦の関係性がゆれた年だったんです。

ちなみに∞アストロジー®は、木星が特定のサインに入る半年くらい前から、そのサインのテーマが始まります。なので、まだ木星が、さそり座の中ほどにある辺りから、この流れは起きていたんですね。(2018年半ばくらいね)

読みとして一つ誤算だったのは「パートナーシップの破壊と創造」が、男女間以外でも、かなり起きたこと。

わたしは西洋占星術のオンライン講座で「天体を『外』で使う前に、まずは『内面』で使いましょう」と教えていますが、もはや

金星 = 女
火星 = 男

と言った形だけでは、読みづらくなってきている。
考えてみれば、13人に一人が
L(女性同性愛者)G(男性同性愛者)B(両性同性愛者)T(トランスジェンダー)
と言われるこの時代。「女!」、「男!」と自分をきっぱり言い切れる人ばかりではない。そうした面からも、

金星 = 女性性(トキメキ・満たし・守り・内向き)
火星 = 男性性(行動・具現化・チャレンジ・外向き)

と捉えた方が、しっくりくる。そのため、金星・火星・天王星のアスペクトは、ライフパートナーとの関係性を超え、友人や兄弟姉妹、ビジネスパートナーなど、時に同性同士の関係性にも影響しました。

天王星は、本質以外の無駄を見抜き、壊して捨てる天体です。この要素が働いて、「別れ」を経験した人も、非常に多かったはず。また、病気や死と言ったテーマから、「死別」を経験した方も、少なからずあったでしょう。

今は射手座木星、総決算中なので、起きた「別離」に感情的な決着をつける、タームへと進んでいるかもしれません。

大切なことは、射手座木星の最大のテーマが「ご先祖様祭り」と言うこと。ここには、一部「過去世の自分」も含まれていますが…。

これによって、内側の変容がまず先に起こり。そこから、外側の人間関係に変化が生まれたことを、どうか知っておいてください。

さなぎが蝶に変わるとき、さなぎの中では一度、ぐちゃぐちゃなカオス状態になると言われています。内部のぐちゃぐちゃは精神的な不安や、自分を責める感情、相手への恨みとなって、あなたを揺さぶるかもしれません。

けれど、目には見えない潜在的なスペースで、あなたの魂は変容へと向かっている。それは、あるがままの魂で生きる、最善の一歩なのです。そしてこの変容は、別れた相手にも確実に起こっていることを、どうか祝福してください。

この星の流れを知って、「宇宙とシンクロする互いの人生」を尊び、ホッと小さく安心していただければ幸いです。

さて、次回は。
いよいよ木星が山羊座に入宮する、0度ど真ん中のホロスコープを用い、木星山羊座を読んで行こうと思います。

占星術では様々な星イベントが、レイヤーのように重なり、テーマに厚みと深みが増して行きます。

木星の移動によって、山羊座に木星、土星、冥王星が在、(やがて、三天体が合へと近づく)トリプルコンジャンクションが起こっていきます。

ここで示されるテーマは、既に2019年7月の山羊座月蝕で立ちのぼり、2019年12月の山羊座日蝕でも、シグナルを発しています。

膨大な星の情報から何を取り出すかは、その占星術家の価値観によるものですが…。わたしが個人的に、「これはみんなと共有したい!」と強く感じたものを整理し、お伝えしていきますね。

物語を読むだけで星が読めちゃうテキスト『モッくまくんの星のレッスン』。ただ今重版記念につき、12星座ボディマップを付録でお付けしています。無くなり次第、終了いたします!

木星さんのline@今なら【あなたの内なる星はヤサぐれ?イケてる?】が分かっちゃう♡

セラピストでもある木星の、遠隔ヒーリングです。天体を素材として扱ったダイナミックな変容メソッド。必要な方に届きますように。

星を使うことは自分を大好きになること。あなたの星、使ってる?ではまたね(*‘ω‘ *)

#山羊座木星 #トリプルグレートコンジャンクション #別れ #射手座木星



魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』の著者。書籍での独学は難しいと言われる西洋占星術を、知識0の状態から読み始め、「即日使える」レベルにまで習得できるマスター本です。moccuma.net では、第一章からすべてを試し読みいただけます。