人が〇〇をするのは、太陽を見失った時。星を使って生きよう。
今わたしは、急遽父の住む実家に来ています。
実家の父が、電話で「認知症がひどくて、どうしようもない状態なんだ。この数日ひどい。全く眠れない。昨日も××が原因でパニックになって、気が狂いそうなんだ」と切り出したことから始まりました。
良く事態が呑み込めず「明日、一度家に行くね」と言って電話を切り。その後、わたしはハッとしました。
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父は統合失調症ではないか
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すぐにネットで検索すると。初期症状に不眠が在り、第二段階として極度の緊張と不安、幻聴や幻視がありました。いろいろ調べて「たぶん間違いない。おそらく統合失調症だ」と、わたしは心の中で確信しました。
実はこの半月前に、ある友人から統合失調症について、一つエピソードを聞いていました。記憶にあいまいなところもあるのですが、海外では統合失調症が発症した患者の家に、すぐボランティアが向かい、毎日彼らの想いに傾聴し、寄り添って過ごすうち、改善に至ったケースがあると。確かそんなお話でした。
統合失調症は、初期がとても大事。彼はそんなことを言っていた。
それを思い出した瞬間、すぐに荷物をまとめ実家に向かいました。中津川から父の住む町まで2時間半ほど。母は夜更けに山を抜けることを心配し「明日で良い」と言いましたが、わたしは一刻を争うと感じていました。
実家に到着し父の話を聞いて、不安に思っていることを一つ一つ点検し、自分が肩代わりできることはすると申し出ました。少し笑顔も出てきて、「出来るなら、もっと生きたい」と父は言ってくれました。
父がお風呂に入っている間に、わたしは母に統合失調症の可能性を話し、どんな対応が必要かを伝えて「とにかく最初の10日間が大事。わたし達でお父さんに出来るだけ寄り添っていこう」と言いました。
病院に連れていくことも迷いましたが、父が自分を認知症と判断している今、統合失調症と再認識するのは、返って不安をあおるような気がしました。だからしばらくは、家族みんなで寄り添うことから始めたい。そう思いました。
最初の電話で、とりとめのない父の言葉に少しいら立ってしまったこと。「〇〇に頼りたい」と言った父に「あの子も今、精神的にいっぱいいっぱいだから」と、突っぱねてしまったこと。(〇〇とは、先日の記事の、若年性アルツハイマーの可能性がある身内)
それが次々思い出され、わたしは自分を責めそうになりました。もう少し前の段階で、気づけるタイミングはあったのに…。とも思いました。
でも今回は、自責の念に溺れる道を選択しませんでした。わたしはすぐに土星を使い、「現状」のテーブルにいいことも悪いことも並べました。
土星:観察・現状把握
・今この瞬間は、出張などの仕事も全て終わっていること。
・物理的にも精神的にも、父の話を聴ける状態であること。
・両親ともお金には困っていないこと。
・母は健やかであること。
・動画講座、オンラインサロンの準備中で、いずれは経済面も補強できること。
色んな諸問題に合わせ、良いことも並べて「大丈夫。物理的にも精神的にも、経済的にも『寄り添い』が可能な状況。これはラッキーと言っていい」と考えました。その寄り添いが、半月ほど必要なのか、それとも1年なのか、10年なのかは分かりません。でも「いける」とわたしは感じた。
そして、介護される側だけでなく、介護するわたしがつぶれないために何が大切か、考えました。こんな時だからこそ、占星術の知恵を用いて。
わたしが思い出したのは、「まだ生きたい」と言った時によぎった、父のわずかな活力でした。そして「こんなことはもう無理だと思うが…また畑をやれるようになりたい」そう言って、少しだけ目を輝かせました。わたしはその時、
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人が真に絶望するのは、太陽を見失った時なんだ
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と思いました。
太陽:自己表現
まずは父の中に生まれた「やりたい」を叶えていこう。どんな小さな願いでも聞き漏らさず、自分が可能な範囲で手助けしていこう。そう考えた。そしてこれは、わたしにも当てはまると感じました。
今後、介護でどれほど忙しくなっても。たった30分でも良いから、太陽を生きる時間を作ること。そう思った瞬間、パソコンを開いて、わたしはこのブログを書き始めました。
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今のわたしの状況を、自己表現したい。
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ふいに過ったその願いを叶えることで、わたしはまた一つ希望を抱ける。そう思ったから。
わたしはクリスタルを使ったセラピーもしており、その手技も全て使い、これから父の病いに向き合っていこうと思います。自分自身が希望を持って、やりたいことを諦める理由に、父の病気を「使う」ことなく、きっと世界に∞アストロジー®を届けていきます。
その誓いを言葉にしたくて、今日は記事を書きました。
占星術家であるわたしが、家族の窮地を、星を使って乗り切ることで「そうやって星を使うのか」と誰かの勇気になることも、願いの一つです。
「星を使う」とは具体的にどういうことなのか。どれほど日常を豊かにし、心を明るくし、絶望も、またそこを突破する術も、そこから生まれてくる希望も、全てを味わうことができるのか。
これからも、父のこと、家族のことをつづる中で、皆さんに伝えていこうと思います。今日はその自己表現を想像したときの、小さなワクワクを胸に秘めて…眠ろうと思います。
わたしの個人的な話を、最後までお読みいただき、有難うございました。
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2016年、著者木星が12星座神話の分析から導きだした、全く新しい占星術。みずがめ座時代に生まれた新世代の占星術のいぶきを、一足早くお感じ頂ければ幸いです。
http://moccuma.net/2018/10/09/1-3/
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魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』の著者。書籍での独学は難しいと言われる西洋占星術を、知識0の状態から読み始め、「即日使える」レベルにまで習得できるマスター本です。moccuma.net では、第一章からすべてを試し読みいただけます。