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これから社会人になる皆さんへ

先日定年退職を迎え、社会人卒業!
そんな30何年の経験の中から得たもの、あるいはアドバイスになるかなと思ったことをつらつらと書きます^_^

社会人になったら…
まずは最低限のコモンセンスは身につけておきましょう。
挨拶、身だしなみ、言葉遣い、一般常識、社会情勢…
特にお客様先に行く仕事の場合、それだけで足元を見られます。
足元と言えば、靴。
いくら服装が綺麗であっても、その人の本性は靴に表れるとも言われます。
当然その時々の話題にも、ついて行かなければならないでしょう。
そして、これは社内でも同じことが言えるでしょう。

プロ意識
いつまでも学生気分が抜けない、言い換えればプロ意識を持たない人は自ずと自然淘汰されます。
ここで言うプロ意識とは、自分の仕事に責任を持てるか?ぐらいでも良いでしょう!
言われたからこうした、頑張ったんだけど結果が伴わなかった、納期に間に合わない、約束の時間を守らない。
これらの行動/言動は、すぐさま改めましょう!

3年はがむしゃらに頑張る
取り敢えず3年は、がむしゃらに頑張りましょう!
もちろん新人は覚える事も沢山ありますので自ずとがむしゃらになって行くかと思いますが、ここでの蓄積が将来への原動力になるだけではなく、その会社における貴方の評価がほぼこの3年で決まってしまうからです。
第一印象という言葉がありますが、会社でも最初の3年ほどでそれが決まってしまいます。
そしてそれをそう簡単に変えることは出来ません!
最近では終身雇用というよりは、自分の更なるスキルアップ、機会の創出、可能性/多様性への挑戦等々で転職する方も多いかと思いますが、自分の仕事のやり方、ポリシー/スタンス、価値観等はやはりこの3年ほどで確立されると思います。

技は盗む
机上での勉強も座学としては大事だと思いますが、やはり百聞は一見にしかずで、実際に先輩社員から直接学ぶ方が10倍効果的です。
直接質問して聞く、同行する、勉強会受講者及び質疑応答etc
ただし、先輩連中は忙しい/忙しそうに見えるものです。
そういった際も、気にせず質問しましょう!^_^

これだけは誰にも負けないといった技/スキルを最低一個は作りましょう。
これにより、回りからは一目置かれる存在となります。
そして、社会人としての自信へつながります。
心のゆとりができ始めると、先の質問も抵抗なく出来ちゃったりします。

YESマンにはならない
YESマンは上にとっては非常に扱いやすいメンバーとなる訳ですが、裏を返せば…
指示待ち人間の典型となってしまいます。
自分では何も考えられず、道を切り開くことも出来ません。
そのうち、上と下の間に立って身動きが取れなくなります(笑)
えてしてメンバーは何らかの不満を上に対して抱いているものです。それを代弁してくれる様な先輩でなければ下からの信頼も得られないでしょう。
自分の意思/意見を持ち、意見が食い違う際は、納得がいくまで十分議論しましょう!(理路整然と)
例えば、仕事や何らかの依頼を受ける際は、それは何のためにやるのか?、目的は何か?を常に意識し、分からない時は確認する癖をつけましょう。

私が心掛けたこと
私が仕事をする中で常に行動の指針として意識してきた言葉が有ります。元々は、その時々の上長から言われた言葉なのですが、私の心に響いたものとして以下の3つがその後の私の考え方/行動の原点となりました。

常に問題意識を持て!
現状に甘んじることなく、常に問題はないか?、このままで良いのか?を意識して行動する事を心がけてきました。
問題意識がなければ、改善の意識は生まれません。ひいては自己成長もできません。

あと工程を考えた行動の実践!
自分の仕事のアウトプットを受け取るのは誰でどんなアウトプットを期待しているのか?
(出来れば潜在的なニーズまで掘り起こす。これは、あと工程の仕事の内容/目的を把握する事で見えてきます)
あと工程を意識するかしないかで自ずとアウトプットは違って来ますし、質の高い仕事を効率的に行うことが可能となります。

常にアンテナをはっておくこと!
社会情勢、最新技術情報、競合情報、トレンド、法改正、社長月度方針、今期目標と進捗状況…
常にリアルタイムで把握しておく必要があります。
情報には、通知として来るものと自らが調べないと得られないものがあります。
特に後者については意識して定期的に参照する癖をつけておきましょう。

上記3つを実践するだけで、私は社会人生活を乗り切ることができました!(笑)

オマケ
私の持論として、その人の社会人としての本性は異動時に如実に現れると思っています。
(一般に、人は別れる時に初めて本性を現すとも言いますが…)

異動が決まった!!
→途端に担当業務への取り組みが疎かになる!
→引き継ぎがいい加減!
→次の仕事への準備には余念がない
そんな行動を取る人いませんか?
特に引き継ぎ!
自分には何の得もない、粗探しをされる恐れがある(何でこれやってないの?)、引き継ぎ資料を作るのが面倒、等々の理由で引き継ぎもままならない状況で異動先へ行ってしまう!
困るのは後任、ひいてはお客様。
こんな仕事の仕方をする人は日頃の仕事についてもおおよそ想像がつきます。
情けない話です。
少なくともあと工程のことは何も考えていないのでしょうね。

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