見出し画像

病院の待ち時間と事務処理

最近とある病気で検査、手術、放射線治療を受けた。
それなりに名の通った大病院だったのだが(むしろ大病院だからか?)、相変わらず待ち時間が長い!、そして種々の事務処理が多く書類もめちゃくちゃ多い!
と感じた(>_<)

まず待ち時間。
予約で行っているのに、例えば11時予約で15分ぐらい前に行っても診察は12時過ぎ
こちらも待っている間暇なので、事務員の仕事の仕方というか段取りをボーッと見ていると、無駄が多過ぎることに気づく。
まず、待ち行列の状況(順番と現状どこまで進んでいるか)が分からない。
そのため、患者はすぐ呼ばれるのか、30分は呼ばれない等の情報がないため都度スタッフに聞きに来る。
ある人はちょっとトイレに行ってきますまで報告、ある人は時間かかる様だったら先ず他の科に行って来ます、ある人はどんだけ待たせるんだ!とのクレーム。

また、時間の読めない患者が呼ばれた際に不在である確率も高くなり、スタッフは何回もその名前を大声で呼ぶ羽目になる。
単純にシステム化して順番を表示すればスタッフはこの煩わしい作業から解放されるし、患者側も待ち時間を有効に使える。
更に、診察前の事前説明やコロナのチェック作業、受診直前の患者名及び生年月日の口頭確認等々。
これらは無駄とか要らないとは言わないが、やり方が形骸化しており、本来の目的を果たしているとも思えない。
検査が決まれば、検査によって色んな科を回らされる。
そして、その度に同じような書類に目を通しサインをしなければいけない。
また、事前に渡された検査手順の書類については都度音読での説明を受けなければいけない。
勿論、法律上、あるいは患者の安全確保のために必要な事は十分理解できる。
ただこれについても形骸化と重複による冗長性が効率化を妨げているように思えてならない。
考え方によっては、皆一律の説明をする事で抜け漏れの回避や一定品質の説明ができるのかもしれない。
しかし……MRIを受ける……となると
説明資料については説明資料一種類しかないため、オプションによって都度消したり該当箇所に丸したり
どうも歯痒い。
ましてやコロナ禍の今、今はコロナの問題があるんでー
と該当箇所を一括ペンで削除。
フォーム改訂しときゃーいいのに……
今度3ヶ月ぶりにMRIを受けるんだけど、また説明資料を受取った後、別の窓口で音読での説明を受ける
医者の診察においても患者への接し方は三者三様(標準化されていない)、検査で他の科に回されるとそこでまた同じ診察を受けることも
また、MRIで造影剤を入れたら蕁麻疹発生皮膚科へ回された。
良く言えば分業化、でも主管だけはハッキリしておいてね!あとカルテ情報では画像や今回の蕁麻疹情報はちゃんと共有してね!(システム上ではちゃんと共有されているらしいが、運用がどこまで追従しているか怪しい)
また、検査がいくつかあったんだけど、それぞれが別々の日だったり(1日にまとめられるものはまとめて欲しい)、診察も複数科となった場合、二つ目は先生がマニュアルで入れてくれるのでたまに入力ミスが発生する。
入院時に至っては、事前説明は説明書は当然あるものの、何月何日何時にどこへ行けば良いのかについては、A4を八つ切りしたような紙に、全て手書き。
後で気づいたんだけど、科が違うと受付処理自体も違っていて、工夫してる科とそうでない科の差があることもわかった。

ここまでいっぱい事例を書いたけど、言いたい事は一つ!
これだけ無駄な仕事をしておいて、患者の待ち時間を増やすというのはチト違うのでは??もっと自助努力(効率化を図る等)によってサービス向上を図ったらどうでしょう?!
という事です。(一般企業では普通の事だが)

変な標準化、形骸化した手順はその目的に立ち戻ってもう一度やり方を見直したらどうでしょう?
未だにハンコが残っているのも???です。
河野大臣肝入りで始まったレスハンコ化は頓挫したのでしょうか?
デジタル庁としてもハンコは無くなっていく方向では?
などとも思ってしまいます。

余談
ある患者がちょっと苛立ち気味に「もう1時間以上待ってるんだけど!」
スタッフの回答は、「皆さん一緒です!」

うーむ、これで納得して良いものだろうか???
そもそも質問の回答になっていないような気も……(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?