エピソード大喜利＃114　お題：選挙で与党が大敗！敗因は「金」ともうひとつなに？

50回目となった衆院議員選挙。
自公連立で過半数ラインを前後する票数を獲得できると見越されていたが、フタを開けてみるとかなり厳しい様相を呈している。

原因は「裏金問題」による政治不審にあると思われ、責任問題にも発展している。
そんな選挙戦で各党はAIなど新たな手法を取り入れて戦っており、その一端により今回の敗戦の原因が「金」だけではないことが判明した。
その原因について選挙の責任者が有権者に説明をしている。

『この度は残念な結果になってしまいお力添えを頂いた皆様には大変申し訳なく思っております』
まばらながら時折拍手や応援の声が掛かる。

『皆様ご存知の通り、一連の「裏金問題」に端を発する政治不審を拭いきれなかった事がこの手痛い敗戦の要因の１つであります』
選挙責任者による力のない声が続く中で集まった有権者１００名は熱い眼差しを向けて、耳を傾けている。

『この度の選挙戦では様々なAIを積極的に駆使し、世の中の流れ、ミクロ、マクロ両方を見ながら戦ってきました。そこで今回の敗戦の原因が「金」だけでは無いという事が判明しました』
責任者の話にうなづきながら熱心に耳を傾けていた人も「金だけではない」という言葉を聞いて動きが止まった。
一斉に視線が選挙責任者に向けられた。

『金だけではない。それは何かと言うと「闇」です。結局のらりくらり説明してきましたが、暗部をどうしても拭い去ることができず、この様な結果になってしまいました。つきましてはこれからは「闇」にしっかりと光りを当てて、皆様の「神」になりたいと思います』

闇が深くなっているぞっ！という言葉を有権者たちが飲み込んだ事は言うまでもない。