エピソード大喜利#31　お題：市中にクマが出没！その本当の理由とは？

連日ニュース番組で伝えられているクマ出没の情報。
人里に降りてきては、農作物を食い散らかしたり、人に危害を加えたりと甚大な被害をもたらしている。
 
きょうも公園で子どもたちが遊んでいると、ヒグマの子どもが目撃されたという情報が入り、夕方のニュース番組が一斉に報じた。
クマの存在に子どもたちがいち早く気付いた為、けが人などの被害ははなく、事なきを得たが街は一時騒然とした。
なぜこんな人通りの多い街中までクマが山から下りてくるようになってしまったのか、ニュース番組では専門家をスタジオに呼んでその理由を様々な角度から掘り下げていた。
 
専門家から出た意見は以下の様なものだった。
「やっぱり森林伐採が要因の1つということは間違いないですね」
「原因は地球温暖化です。例年だとこの時期に食べるはずだった木の実や小動物がおらず、食料を求めて仕方なしに人里に降りてきてしまったんだと思います」
「あまり報じられていませんが、実は人間の匂いが原因なんです。最近のクマは人間の匂いを食料の匂いと認識しています。そのため空腹を感じた時に、匂いに釣られて向かった先が人家だったということなんです」
 
番組のスタジオを取り仕切るアナウンサーを交え、あ～でもないこ～でもないと議論を深めていく。
 
一方その頃ニュース番組で話題になっていることなど知らない目撃されたヒグマの子どもは…。
親のヒグマ『あんた人間たちのいる場所に行っちゃダメでいつも言ってるでしょ！まったく何回言ったら分かるの！』
子のヒグマ『分かってるよ。ただきょうは「鬼ごっこやりたい人この指と～まれ！」って言うからさ。そんなこと言われたら行くでしょ！』