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エピソード大喜利#34 お題:こいつプロポーズ101回目だな、なんでそう思った?

目の前には海が広がっている。
ここは夜になるとカップルたちが等間隔で並び、愛を語り合う姿をイメージできる関東有数のデートスポットだ。
 
ただまだ昼の13時過ぎ。
もちろんカップルもいるがサラリーマンが休息を取るためにベンチに横になっていたり、「エサをやるな」と書かれた看板の前でハトにエサを上げている高齢の女性がいたり、夜とは違った表情を見せている。
 
そんな公園の常連の私だが、きょうは面白いと言っては失礼だが、面白い光景を目にした。仕事を終えて家に帰ると早速妻に報告した。
 
『きょうお弁当食べようといつもの公園に行ったんだよ』
妻はいつも戻りリビングのテーブルから話しかける私に対して、台所の中からうんうんと頷いている。
 
『そしたらさぁ、隣のベンチで50手前ぐらいの男性が横にいた女性にプロポーズしたんだよね』
「えぇ~、それは貴重な現場を目撃しちゃったね」
妻は珍しく言葉で返答をくれた。
 
『うん、それが貴重も貴重。そのプロポーズを女性が断ったんだよ』
 
「えぇ~、それはお気の毒様。確信ないのにプロポーズする人って本当にいるんだね」
 
『しかも女性に何て断られたかと言うと<100回も断ってんだからプロポーズしてくんなよ!!>だって』
 
リビングにいる2人の脳内にCHAGE&ASKAの「SAY YES」が流れていた。
 
 
 

ひとり~の小さな手~♬なにもできないけど~♬それでもみんなの手と手を合わせれば♬何かできる♪何かできる♪