2020. 10. 02. ゆくえしれずつれづれ Overdestrudo Tour 千葉 千葉LOOK ライブレポ

さてさて




群馬編のライブレポはライブ後から1週間くらい空いてしまったので


この前の感動を鮮明に残したままさっさとライブレポ作成に取り掛かろうというやつです。


((とか言っときながらまた1週間空いてしまいました。。。。))

画像1


では






まず結論としては、めちゃくちゃいいライブでした。



特に印象強かった点をざっくり書くと

・全編通して歌がめちゃくちゃ良かった

・定番もレア曲も揃い踏みの尖ったセトリ

・感情の乗せ方が強く伝わる、強く引き付けられるパフォーマンス

・パフォーマンスと音響・照明の相性が抜群

こんな印象でした。



それではセトリ順に見ていきましょう!






※マジで長いです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2020. 10. 02. ゆくえしれずつれづれ 『Overdestrudo Tour』@千葉LOOK

1. 白と黒と嘘

2. REDERA

3. illCocytus

4. ポストカタストロフ

5. 行方不知ズ徒然

6. 群青

MC

7. Wish/

8. Exodus

9. memento

10. ssixth

11. ニーチェとの戯曲

12. Karmaloop

13. 逝キ死ニ概論

14. 凶葬詩壱鳴り

15. Still Roaring

16. 九落叫

17. Loud Asymmetry

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まず、開幕を飾る1曲目は「白と黒と嘘」。

メタリックなリフが特徴的なアップテンポの曲です。

例によって、静止状態で声も出せない状態での観賞。大人しめなイントロから徐々に高めていくなど、考えられる展開は様々ですが、このライブでは序盤から飛ばしていく展開となりました。




開幕直後の率直な感想としては、演者側も観客側も、まだフロアの雰囲気を掴みかねているのかな?という印象がありました。


観る側の自分としても、開演からモッシュや歓声もない状態で、スタート直後はうまく観賞へのスイッチを入れられなかったので、この時点では割とラフに観ていました。

ステージ上のメンバーたちも、どことなく空気感を探っているような雰囲気が見え隠れしていました。

しかしそんな中でも、結成メンバーのまれ・A・小町は、そんな空気を物ともせず、序盤から最前に躍り出るパフォーマンスで他メンバーやフロアをグイグイと引っ張っていくように見え、その様子がとてもたくましく頼もしく感じられました。



それから、この千葉LOOK、筆者は初めて訪れるライブハウスなのですが、かなり低音が強かったと思います。

音源2:20〜のブレイクダウンのベースドロップ(後ろでドゥ〜ンって鳴ってる音)と開放弦の低音、そして个喆とたかりたからのシャウトが身体にダイレクトに感じられてすごく臨場感がありました。

(その一方で、演者側からすると低音がかなり回ってモニターが聴き取りづらいのかな?とも思いました。観客側からするとすごく気持ち良いですが!)



そして続くは「REDERA」と「illCocytus」。


この順番は...

新アルバム『paradox soar』と同じ収録順です。

そして、この日はまさにアルバムと同じ繋ぎ方での披露でした!(まだ聴いてない方はサブスクからぜひ!)


REDERAが終わった瞬間にillCocytus、という攻めの展開。

初めてこのアルバムを通して聴かれた方は誰しも驚くと思います。

ライブでもこの展開が実現したら良いのにな...と前から個人的に期待していました。
曲が終わってすぐに繋げなければならないので、実際問題難しいのかな、と思ってはいたのですが...まさか今回それが披露されるとは思いませんでした。



この展開は実際にライブで聴くと想像以上にかっこよかったです。予想外だったことの驚きも含めて上がりましたね。




REDERAは今回の中でも全体的にヘヴィな曲で、低音もかなり強く感じました。

その要因としては、ドロップCチューニングであることや、Bメロ等に5弦ベースの低音弦が積極的に使われていることが挙げられると思います。

一般的なJ-POPと比較して、ゆくえしれずつれづれのようなバンドサウンド主体で音数を絞った楽曲では特に、パートごとの音が目立って聴こえる印象があります。

(ゆくえしれずつれづれの楽曲でも使用されている)5弦ベースは、一般的な4弦ベースと比べてより低い帯域の低音が目立って聴こえるようになるため(ライブハウスの音響では特に)、ベースのうねりが楽曲の全体的な厚みを増していたように感じました。


そして、そんな低音主体のサウンドの中で、激しいパートでも特に埋もれずに聴こえてくるのが、个喆とメイユイメイの高音成分の強いスクリーム

掛け合いができるだけでなく、違った性質のスクリームを場合によって使い分けられるのも、4人ボーカルがいることの強みだなぁ、と感じさせられました。

(そして照明について。これは「REDERA」以外にも全体的にいえることですが、照明の魅せ方やタイミングが曲とすごくマッチしていました。ブレイクダウン時の赤い照明やストロボ、サビでの煌びやかな演出など...。)



illCocytusは、筆者自身ライブで観たのは初めてではないのですが、前観た時よりもパフォーマンス全体に引き付けられるように観ていました。

個人的に音源を初めて聴いた時はヤンチャでカラッとしたラウドロックという印象があったのですが、改めて歌い回しやダンスパフォーマンスを観ると、美しくも苦しい彼女たちならではの世界観がそこに強く表現されていたことに気づきました。

こうしたサウンドの楽曲は、ThriceやFrom Autumn To Ashesなど2000年代前後のスクリーモ/ポストハードコア等でも数多く出てきていましたが、それに加えて悲痛な世界観が同時に表現されているこうした楽曲は、同じような音楽性でもなかなか観ることのできないとても独創的なものだと思います。この辺の話も掘り下げたいですが今回は割愛。










(まだ3曲目の話...?)


ここから「ポストカタストロフ」「行方不知ズ徒然」と続きます。

規制状態のライブでも、特にメイユイメイの煽りやスクリームがどんどん展開を前へ進めてくれました。観客全員の視線がステージを向いているからこそ、いつもよりステージからの目線や問いかけをより一層強く感じる瞬間が多かったです。



前半を締めくくる曲は「群青」。

ここで特筆すべきはまれ・A・小町のパフォーマンス。冒頭でもその躍動感については触れたところではありますが、この曲になって、明らかにその様子が変わりました。内に燃えていた情熱がさらに何かから解き放たれ、煌々と燃え盛るように



ただ振り付けを踊っているというよりも、内なる高揚感に突き動かされているようなただならぬ躍動感があり、
イントロやアウトロに全員で煽りを入れている時も、いつもクールな表情の彼女が伏し目がちに横を向き、笑みが溢れているようにも見えました。

煽りが終わると全員が最前からステージへ戻るのですが、その動作も小町だけ気持ち程度ですが早く見えて、「ここでじっとしていられない!とにかく動き出したい!」という衝動が滲み出ていたような気もします。そういった細かな様子にも終始目を奪われていました。


筆者自身、小町のパフォーマンスを今まで以上にまじまじと観ていました。
...というよりも、このときばかりは、良い意味で一人だけ別世界にいるような小町のパフォーマンスを目で追わざるを得ませんでした。それほどまでに引き付けられるものがありました。

「群青」は、ゆくえしれずつれづれ初めてのミニアルバム「Antino未deology」にも収録されていて、結成メンバーでもある小町にとっては特に、初期からゆかりのある曲です。だからこそ、もしかしたら彼女なりに、この曲に対して強い思い入れや矜持があって、どこかでそれを思い起こさせる瞬間があったのかも...なんて考えてしまいます。


そうしてこれからの期待と興奮が高まる中、MCを挟んで後半戦へ。


後半戦の火蓋を切って落とすは「Wish/」。この曲が今の彼女たちを代表するからこそなのか、少しずつ全員のパフォーマンスに感情が乗ってきているのが伝わってきました。一人一人のパートが長く取られた歌割りで気持ちのこもった歌い方が印象に残っています。


そして、この次には「Exodus」を披露。

こちらはそう頻繁には演奏されない曲で、フロアの中でも高揚感をあらわにしている人たちの様子がちらほらと目に入りました(筆者も例に漏れず)。

珍しさという点だけでなく、全員での手拍子やキャッチーなイントロなど、規制状態の中でも会場全体が一体となる楽しさが特に際立った1曲でした。


そしてこの曲で何より印象的だったのがアウトロ。

この部分ではメイなどのメンバーによる「来てくれてありがとう」といった軽いMCや煽りが挟まれるのですが...

今回はそのタイミングで个喆とたからがステージの中央に並び




个「今日は!千葉県に来てくれて!ありがとうございます!」

た「今日は声は出せないかもしれないけど!もっと身振り手振りで表してくれーーーーー!!!」




この煽りで会場の空気感がガラッと変わったのは今でも覚えています。



メロディアスなギターソロを交えたこのアウトロ部分は、音源で聴く以上に、ライブで聴くとものすごくエモーショナルに感じます。そこにMCの叫びが加わって、ステージやフロアが多幸感やワクワク感のようなものにふわっと包まれる感覚がありました。




この空気感をたずさえて、同時にセトリはさらに情緒的に移り変わっていきます。


次は新譜『paradox soar』より「memento」。

配信ライブでは先駆けて披露された曲ですが、ライブハウスで披露したのはなんと今回が初めてです!

そしてこれは个喆が初めて曲全体の振り付けを担当した曲でもあり、そういった意味でこのセトリの中でも新鮮さの詰まった1曲だったといえます。

振り付けの印象としては、彼女らしい繊細さと優しさが前面に打ち出されていて、ダイナミックさというよりも、ミニマルにまとまった美しさがあるように感じました。

振り付けについてはもっと細かく観ていきたかったのですが、何せこの曲は特に歌が良すぎたため、4人が歌っている様子ばかりに目と耳を奪われていました。

4人が楽曲をそれぞれの解釈で噛み砕いて、それぞれの持ち味が生かされた形の歌い回しをしていたようで、一人一人が長めのフレーズを担当する歌割りも相まって、この曲ではまさに一人一人が独立したボーカルとしてのパフォーマンスをしている様子が印象的でした

そのテンションを絶やさぬまま、曲のアウトロではハモリを交えた歌い回しになります。良い意味で4人それぞれの癖や個性が分離して前に出た歌い方で、メロディとしてはハモりながらも、全員の声がそれぞれ主役であるような聴こえ方や観え方でした。この聴かせ方は音源でも同じく健在であるように思います。



そしてこの辺りから彼女たちのステージングに更なる変化がありました。
メンバーの中でも、特にメイユイメイとたかりたからは、スクリームや煽りなど、彼女たちのパフォーマンスの中でも特に激情的な部分を司った持ち味がありますが、この辺りからそこへさらに拍車が掛かり出し、訴えかけるような歌い回しや表情が増え、目の輝きや潤みも徐々に増してきます。
セトリの後半にはエモーショナルな要素を打ち出した楽曲が続き、観客を巻き込むと同時に、だんだんと彼女たちが彼女たち自身の世界観へと没入して行く様子が生々しいほどに伝わってきます

その様子は、ともすれば不安定ともいえるかもしれません。
しかし、そうした生々しさがあってこそ、ステージとフロアの感情がお互いに曝け出されて、両者が同じ感覚を共有しながら、フロア全体を感動の渦へと巻き込む力が生まれます。後にも書きますが、こういった点こそが、彼女たち、ゆくえしれずつれづれのライブパフォーマンスの醍醐味を語るには絶対に欠かせない要素だと言えるでしょう。

一方で、そこを不安定なだけでは終わらせないのが彼女たちのしたたかさ。
メイとたからのこうしたステージングに対して、个喆と小町のパフォーマンスはどんな時もどこか涼しげで、全体を俯瞰したような雰囲気を失いません

こうした要素が合わさるからこそ、少しのことでは破綻したり小綺麗にまとまりすぎたりすることがなく、4人ならではの相乗効果がパフォーマンスの中に生まれているのだと思います。



続く一曲「ssixth」は、サビでは観客が手を挙げるだけでなく、メンバーの振り付けも拳を突き上げるのみという非常にシンプルな構成。

この楽曲は、動けないライブであっても、会場の一体感は一気に高まります。各ライブで演奏を重ねていくごとにこの一体感は日増しに上がっていくようにも感じます。
楽曲としては比較的シンプルでポップながら、ライブではアンセム感を強く感じさせて、ライブといえばこの感覚だよなぁ、と思わせてくれる1曲でした。これからさらに演奏を重ねていけば、もっと育っていくのでしょう、これから先の可能性も強く感じさせられました。



メロディアスな楽曲が続きましたが、「ニーチェとの戯曲」で、セトリは激情的な表情へと一気に舵を切ります。一瞬その温度差に戸惑ったものの、モッシュありきの普段のフロアとは異なり、ポエトリーリーディングやスクリーム、変拍子の織りなす楽曲の複雑で鬱屈した世界観を堪能。


そして、振り付けの終わりのポーズを観ながら(たからの足元が不安定そうだなぁと思いながら)次は何だろう...と。

「Exodus」が久々に聴けたし、残りは定番曲かな?いや、もしかして...なんて思っていた矢先に披露されたのが


こちら


Karmaloop」です。





((ここにたどり着くまでこんなにかかるとは思わなかった...))



筆者個人的に彼女たちの曲の中でも一番好きな曲です。

さらに、ライブではなかなか披露されない、かなりレアな曲です。

そして、今回の曲の中で間違いなく一番激情的で凶悪な演奏でした。
今回一番書きたかったのがこの曲についてです...



(筆者自身、この曲が好きであるがゆえの色眼鏡も多分にあるのは百も承知ですが、それを差し引いても凄まじかったはずです、きっと)




激情的なパフォーマンスを司るメイユイメイとたかりたから、そして繊細で神々しい要素を兼ね備える个喆とまれ・A・小町。

この両面性が最も鮮明に映ったのが、まさしくこの「Karmaloop」でした。

実際、歌割りや振り付けに関しても、この曲はこの2人ずつの組み合わせで分かれている場面がすごく多い気がします。


1番サビ前「I should be able to do more」では、たからとメイが中央に並び、たからがメロディを歌うと同時に、その裏で同時にメイがスクリーム。

2番サビ後の「悠久にそっと 徒然に」では、个喆と小町が寄り添うように中央に並び、重苦しい楽曲の中でも耽美的な世界観を演出。その両サイドにそれぞれたからとメイが立ち、終盤のメロディ・スクリームの重唱へ向けて、感傷的に歌い上げます。


このように、「Karmaloop」は楽曲全体を見ても、ピンポイントな視点でも、「だつりょく」と「げきじょう」のコントラストが鮮明な楽曲です。ここにライブでの臨場感、メンバーの感情の乗り具合が加わると、その気迫はすさまじいもので、観客の側である筆者にさえ、目を逸らすことも、相対した意識や感情を逸らすこともそう簡単には許されない迫力を醸し出していました

そしてこの曲、楽曲の凶悪性と重苦しさ、そして演奏頻度の低さ(特にツアーだと地方公演で演奏されるパターンが多いように感じます)から、期間をあけてライブで観るたびに、彼女たちの進化の度合いもまざまざと見えてくるように思います。

筆者が最後に「Karmaloop」をライブで観たのは昨年11/8の『ININnocent Tour』ファイナル公演の全曲ライブ以来で、ライブで観るのはほぼ1年ぶりでした。
やはりその迫力は健在だった...と言いたいところですが、それどころか、1年を経ての進化した彼女たちの狂気的なパフォーマンスは、なかなか一言では言い尽くせないものがありました。加えてほぼ全編を通しての真っ赤な照明で、重苦しく凶暴な世界観はさらに浮き彫りになっており、とても強い説得力を打ち出していました。
この曲の中で印象的だった箇所を2つほどピックアップします。



まず、たからのスクリーム。

1番サビは、たからの「守りたい衝動」のスクリームで締められますが、今回のライブでは、目線を一時も揺るがさないまま、絞り出すように語尾を吐き捨てたスクリーム


音源よりも音価の長いルーズな終止で、SCREAMOよろしく荒/粗さをたたえた様相。

真っ赤な照明も相まって、あの凶悪さは「四足獣雌」どころか悪魔が宿っていたようにも思えるほどでした。

※イメージの参考になるものがパッと浮かばないのですが、こういったように語尾をねっとり伸ばす感じ、とでも言いましょうか...。あくまでイメージ的には。




そしてメイユイメイのスクリーム。

前述の通り、楽曲は終盤に向けてスクリームと歌メロが徐々に重なって行きます。

そして、そのパートの最高潮となるアウトロ直前のスクリーム「伝染のモノグラム」を叫ぶのがメイユイメイ。

音源では、この後に全体で休符を挟み空白を作った後、アカペラの「残像に散るまで...」でアウトロに突入します。


しかし今回、

件のスクリームは、鳴り止むべき場所を気づけば通り過ぎ、空白の間も、アカペラで歌われている間も、残り続けていました

そして、自然とその様子に圧倒されていると、そのスクリームと共に、アウトロの爆音が。


スクリームに圧倒されていたときの体感、そして爆音で我に帰った時の鳥肌は今でも鮮明に覚えています




ここで紹介したスクリームはきっと、両者ともに前々から決められたものではなく、その場での彼女たち自身の高揚感や没入感がそのまま言葉にできない叫びとして現れたものだったのだと思います。(それに、彼女たちのそれだけの感情を無意識に引き出す力がこの楽曲には特にあるんじゃないかな、と勝手に思ってます)。


ライブパフォーマンスは必ずしも「音源通り」である必要なんてありません。
こうした演奏で、演者自身でさえも図り得ない形で予定調和に一石を投じ、フロア全体に強い躍動感を吹き込むライブ感のあるパフォーマンスは圧巻。ライブ演奏の意味、醍醐味をひしひしと感じられるパフォーマンスでした。



すみませんたいへん長くなりました。




次なんだっけ


「逝キ死ニ概論」ですね


彼女たちの楽曲の中でも随一の重苦しい世界観を持つこの曲。

「Karmaloop」の激情感を引きずったまま、この曲からラストまで怒涛の展開を重ねます。

後半の全員のスクリームパート「生きるとは」から、泣き崩れるようなパフォーマンスを繰り広げ、ラスサビへ進みます。

ラスサビに入っても、少しの間だけ3人は後ろで崩れかかったままでした。そこに小町だけが前へ躍り出て、前半よろしく縦横無尽の踊りを披露していました。

彼女たち自身の世界観の解釈によって自然と滲み出てきたようなステージングで、そこには美しさと共に、彼女たちのあるがままの姿が剥き出しになっていたようにも見えました。


そして次は、「memento」と同じく今回のツアーで初披露だった「凶葬詩壱鳴り」。こちらも「今回のツアーではずっと温めていた」とはメイユイメイの弁。

ゆくえしれずつれづれのデビュー作でもあり、初期衝動的な荒削り感が特徴のこの曲。衝動感と荒々しさはそのままに、現体制の強い一体感をぶつけてくれました。

続く「Still Roaring」と「九落叫」で、終盤らしいエモーショナルさを、楽曲の世界観とここまでのフロアの空気感を駆使して存分に表現。

そして締めは「Loud Asymmetry」。
このnoteでも何度か取り上げているのですが、1曲目として定番だったこの曲を締めに披露するのも、最近のセットリストではもはや定番になりつつありますね。

こうすることでフロアの火付け役とはまた少し違った役割がこの曲に付与されます。
繊細でありながら激しい、彼女たちの代名詞的存在であるこの曲が、ここまでの激動のセットリストを経て最後に披露されることで、彼女たちの世界観を一度おさらいして示すような、それでいて、リードトラックらしくフロアを完全燃焼へと駆り立てる、そういった趣があるように感じます。


かくして、歓声のない熱狂のライブは、拍手に包まれて終幕。
充足感の深い余韻に誰もが静かに包まれる中、彼女たちはステージを後にするのでした。







はあ



やっっっっっと

終わりました...


今回のnoteは、人様にお見せするというよりは、どちらかというと、自分が感動したり衝撃を受けたりした部分を思い出せる限り言語化して吐き出す、というのが目的でした。ライブ直後もしばらく感想が言語化できないままとても悶々としていたので...

そして、他にも気に留めたことなどをつらつらと書いていたら想像以上に長くなってしまいました。あ〜あ


そんな感じです

とりあえず

終わりますね

次回は10/18(日)大阪・心斎橋火影に行く予定です。
そこでのライブレポもまたお届けできたらいいなぁと思います。

じゃ

お疲れ様でした



それではまた!



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